施工者選定は27年度、開院30年度末
長野赤十字病院(小林光院長)は、新病院の施設概要や予定スケジュールを2月18日開催の新病院建設促進期成同盟会の設立会で説明した。現在は、実施設計を進めており、2027年度に施工者選定および着工、30年度末の開院を目指していることを明らかにした。
新病院の総延べ床面積は4万9691.14u(建築面積8214.53u)規模。病床数は565床。本館はS造8階建て、高さ45.1mで免震構造とする。1〜4階に診療機能や事務室、5〜7階に病棟、8階に機械室を配置する。そのほか、職員更衣室や倉庫などのサービス棟(S造3階建て)、放射線治療を行うリニアック棟(RC造平屋建て)、駐車場などを整備するとしている。
本館は、本邦初となる「ブロッサムタイプ」を採用。上から見ると、花びらのように見えるコンパクトな形状とする。面積効率に優れており、スタッフステーションから病室までの動線が短くなることから、より質の高い医療提供が可能となる。
設計担当は、山下設計・第一設計JV。
今後は、実施設計を約1年かけて行い、26年度末の設完を予定。27年度に業者選定、同年度末の着工となる。工期は約33カ月を想定し、30年度末の開院を見込む。その後、既存病院の解体を行う。
24年5月時点の概算事業費は494億4900万円。小林光院長によると、当初予定より約150億円増えているという。事業費増の対策として、設計見直しなどにより50億円の事業費削減を目指すほか、補助金や自己資金で財源を確保する考え。現時点での概算事業費は明らかにしていない。
2月18日設立の期成同盟会は、市町村首長、県議会議員、市町村議会、商工会議所などの経済団体、医師会、地域住民代表―などで構成。会長には、発起人代表の加藤久雄元長野市長を選出した。副会長は、長野市医師会の釜田秀明会長、長野商工会議所の水野雅義会頭、芹田地区住民自治協議会の倉石榮二会長が就いた。
新病院の建設費高騰を受け、関係機関への新病院建設に係る要望書の提出や陳情のほか、住民への病院建設の広報活動や署名活動を行う方針。
提供:新建新聞社