野洲市は、26日に開会の市議会定例会に、一般会計278億6000万円(前年度比6・9%増)、特別・企業会計を合わせた総額587億0394万1千円(同14・1%増)の2026年度(令和8年度)当初予算案を提出する。一般会計は過去最大の規模。人事院勧告による給与改定など人件費が主な要因としている。議会の会期は3月25日までの28日間。
投資的経費(普通建設事業)では、学校給食センター改修工事が完了したが、北野小学校大規模改修事業9億6595万円や、中学校体育館空調整備事業1億6868万4千円、市道小篠原上屋線道路改良工事1億6467万5千円、(仮称)市道五三条南ノ田線整備工事1億1842万9千円などを計上。全体として前年度比43・5%増の29億8453万3千円となっている。
まちづくりの基本方針に盛り込まれた主な事業の概要をみると、『子育て・教育・人権』では、野洲こどもの家移転新築事業(1億0857万円)。野洲駅南口周辺整備に伴って移転が必要となった野洲こどもの家(学童保育所)について、新築工事に着手する。
小中学校施設整備事業(11億8320万4千円)。北野小学校大規模改修の工事、中主中学校大規模改修の基本設計業務等に取り組む。また、学校体育館への空調機器設置にあたり、3中学校の工事、6小学校の設計業務にも取り組み、熱中症対策及び災害時の避難所としての機能強化を行う。学校の教育環境の向上を図り、未来を担う子どもたちの快適な学習環境を確保する。
〈新規〉多目的グラウンド整備事業(5594万6千円)。老朽化した海洋センタープールを解体撤去し、跡地に多目的グラウンドを整備する。既存の野洲市市民グラウンドとの相互利用(大会使用時のアップグラウンドや、休憩用のテント設営スペースとしての利用等)により、施設利用者のさらなる利便性向上を図る。
『福祉・生活』では、市立病院整備事業(89億3570万円)。市民の健康と地域医療を支える「市立野洲地域医療センター」(27年〔令和9年〕3月開院予定)の本体工事を進めている。別途、付帯事業(1億6956万円)を26年度(令和8年度)中に行う予定。
『環境・都市計画・都市基盤整備』では、さざなみホール活用事業(1861万2千円)。24年(令和6年)をもって閉館したさざなみホールの新たな活用を目指し、外装改修に向けた調査や、25年(令和7年)に得られた市民意見を踏まえての事業化に向けた可能性調査を行ったうえで活用の方向性を定める。
野洲駅南口周辺整備事業(4927万5千円)。野洲駅南口の市有地において、25年度(令和7年度)に見直しを実施した整備構想に基づき、各ブロックの具体的な整備方針や施設計画を検討し、野洲駅南口整備構想基本計画の策定に取り組むことで、事業の実現可能性を高めていく。
市営住宅長寿命化事業(9710万円)。野洲市営住宅長寿命化計画に基づき、団地別・住棟別に適切な建替・修繕等を年次的に実施する。26年度(令和8年度)は永原第1団地3号棟の長寿命化改修工事を行う。
公園施設長寿命化計画に基づく施設改修工事(6014万5千円)。公園施設長寿命化計画に基づき、健全度調査で改善が必要と判断された、野洲川河川公園等の施設や遊具の改修設計及び工事を実施する。
〈新規〉野洲クリーンセンター長寿命化総合計画の策定(1124万4千円)。野洲クリーンセンターの設備・機器の劣化度診断を行い、基幹的設備改良及び第三期長期包括運営事業に向けて、長寿命化総合計画を策定する。
水道施設更新事業(9億5612万円)。債務負担限度額(26〜27年度〔令和8〜9年度〕)計2800万円。良質で安全な水道水の安定供給のため、耐用年数が到来している配水管の更新及び老朽化した水源地施設の更新事業を実施。また、25年度(令和7年度)に完了した配水管更新工事の舗装本復旧工事を実施する。
ストックマネジメント点検・調査、修繕・改善事業(1億7835万2千円)。持続可能な下水道施設を管理するため、長期的な視点で下水道施設全体の今後の老朽化の進展状況を考慮し、優先順位付けを行ったうえで、施設の点検・調査、修繕・改善を実施する。
高専(滋賀県立高等専門学校)と連携したMIZBEステーション等整備事業(1億0658万6千円)。市民アンケートや社会実験、かわまちづくり検討部会等を通じて取りまとめた「運営・利活用方針」を踏まえ、野洲川MIZBEステーションの整備に向けた設計を進める。また、継続して社会実験等を実施し、事業の周知・広報及び維持管理・運営のあり方についての検討を進める。
(仮称)市三宅妙光寺線バイパス道路整備事業(6050万円)。MIZBEステーションおよび県立高等専門学校へのアクセス性向上、国道8号野洲栗東バイパスと大津湖南幹線の道路ネッワーク強化を目的とした道路整備事業を行う。また、26年度(令和8年度)は道路詳細設計および用地測量を実施する。
『市民活動・行財政運営』では、〈新規〉野洲市公共施設等総合管理計画の改訂(3796万4千円)。「野洲市公共施設等総合管理計画」では、施設ごとに「公共施設のあり方(第1期)」として各施設の今後の整備方針を定めている。各施設の老朽化に伴う劣化状況等を調査し、併せて今後の各施設の整備方針について検討を行うことで、財政健全化の推進を目指す。
提供:滋賀産業新聞