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日刊岩手建設工業新聞社
2026/02/25

【岩手】学校法人富士大学 花巻キャンパスを再整備 27年度から大学名を変更

 学校法人富士大学(花巻市、龍澤尚孝理事長兼学長)は、法人名称や大学名称を変更し、将来構想の実現に向け花巻キャンパスの再整備を計画している。24日に同校内での記者会見で龍澤理事長兼学長が明らかにした。27年度から、大学名は「いわて富士大学」で、法人名は「学校法人いわて富士大学」となり、経済学部を再編するとともに、スポーツ健康科学部を新設する予定だ。再整備に関しては、地域共創センター設置や地産地消型学生食堂整備、野球場・サッカー場の人工芝整備などを予定。ハード面に関しては、26年度から3カ年かけて十数億円規模の投資を見込んでいる。

 同日の記者会見には、龍澤理事長兼学長と大石仁雄事務局長が出席。龍澤理事長兼学長は、大学名と法人名に関する変更の目的について、▽岩手県と花巻地域との連携強化を明確化▽地域課題(人口減少、若年層流出等)への対応▽地域に根ざした教育・研究体制の再構築―の3点を挙げた。さらに、「教育を通じて生涯にわたり学び続ける力を養い、地域社会の発展と人類の共生的未来の創造に寄与する人材を育成したい」と述べた。

 同日の会見では、大学名や法人名の変更、新ロゴマーク・スクールカラー、学部・学科再編、スポーツ健康科学部、花巻キャンパス再整備、女性スポーツ研究センターの開設、県スポーツ・医科学センター(仮称)誘致、花巻市との包括連携協定などについて概要を説明した。

 花巻キャンパス再整備に関しては、学部・学科の再編や新設に伴いキャンパスを再配置する。スポーツパフォーマンスセンターの整備や地域共創センター設置、地産地消型学生食堂整備、野球場とサッカー場の人工芝整備を計画している。

 スポーツパフォーマンスセンターは、主にスポーツバイオメカニクスと言われる動態解析を行うためのカメラなど機材の整備を予定。整備費は約1億円を見込んでおり、27年4月の供用を目指す。

 地域共創センターに関しては、既存の老朽化している1・2号館を解体して整備していく。計画では、2号館を解体後に地域共創センターと地産地消型学生食堂を同一施設内に整備する。28年度からの供用開始を予定している。

 1号館の跡地周辺に県スポーツ・医科学センターの整備を視野に入れている。同センターは、県が構想している構想を、花巻市と連携して誘致を検討中。大学の研究機能との連携を想定しており、同センターの開設も28年度に間に合うように整備したい考えだ。
 野球場は外野を人工芝化し、サッカー場は既存人工芝の改修を計画している。

 ハード面に関しては、26年度から28年度までの3カ年で整備していく方針。全体で十数億円規模の投資を見込んでいる。

 学部・学科再編は27年度からの予定。現在の経済学部を経済経営学部、経済学科を経済経営学科に再編し、経営法学科は廃止となる。経済に加え経営分野を包含し、産学官連携によるPBL(課題解決型学習)を強化する。さらに、28年度の「デジタル創造学部(構想中)」との連携を想定している。

 27年4月からスポーツ健康科学部の新設を計画。学部名はスポーツ健康科学部で、学科はスポーツ健康科学科。入学定員は100人、収容定員は400人で設置認可申請を予定している。

 教育領域は、アスリート育成やスポーツ健康科学、スポーツマネジメント―の3領域。競技力向上や健康増進、スポーツビジネス、地域振興などを体系的に学ぶことができる学科を目指す。教員体制は基幹教員14人を含む37人規模で、順天堂大学との連携を想定している

 同学部設置に先行し、26年10月に女性スポーツ研究センターの開設を予定。女性アスリート支援や女性のスポーツ参加促進、女性リーダー育成などを主な取り組みに掲げ、東北地域では初の女性スポーツ特化型研究拠点となる。

 同大学では、花巻市と地域創生やスポーツ・健康を軸とした地域づくり、人材育成の面で包括連携協定の締結を予定している。

 大学名や法人名の変更に伴い、ロゴマークやスクールカラーも刷新する。ロゴマークは、学生を象徴する「i」を段階的に配置し、成長過程を表現。テーマは「地域と未来を結ぶ知の表現」で、デザインは本件在住の黒丸健一氏が作成した。スクールカラーは、岩手の自然をイメージした緑色を基調としている。


提供:日刊岩手建設工業新聞