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滋賀産業新聞
2026/02/26

【滋賀】近江八幡市 沖島の上水道耐震改修

 近江八幡市は、沖島における上水道施設のあり方について、抜本的な耐震改修を模索している。これまで既存の浄水場および配水池について更新に向けた基本調査検討を行っており今後、施設のダウンサイジング(規模の適正化)等を念頭に置きながら、人口規模に合わせた施設整備計画を策定する考えだ。
 国内唯一の淡水湖に浮かぶ有人島である沖島(近江八幡市沖島町)においては、1981年(昭和56年)より浄水場および配水池が稼働しており、島民のインフラとして利用されてきている。
 施設概要は、沖島浄水場が▽水源…琵琶湖水▽濾過方式…急速濾過▽最大取水量…345・6立方b/日▽最大配水量…304立方b/日―。沖島配水池は▽構造…PC造、1槽円筒形、直接基礎▽規模…槽内直径7・3b、有効水深5b、209立方b―。
 既に40年以上が経過していることから老朽化が著しいだけでなく、耐震性不足も課題となっている。
 また、島の人口は減少傾向を辿っていることから、施設規模を含めた配水計画についても検討する必要がある。さらに、琵琶湖上の島であることから、施設更新に当たっても制約がある。
 2025年度(令和7年度)は基本調査検討業務で、沖島における浄水場および配水池について複数の更新案を抽出し、経済性や合理性、効率性等の観点から総合的に検討することで、最適な施設整備基本計画案を整理する。
 過去10年間程度の給水人口と給水量について整理し、20年程度先までの水需要予測(給水人口、有収水量、一日平均給水量、一日最大給水量)を行う。予測数値より計画給水人口および計画給水量を設定する。
 施設更新整備に係る手法については▽現施設と同種、同位置にて更新▽簡易型浄水・配水形式にて更新▽湖底送水管にて送水―の3案を抽出するとともに、他案についても検討を行う。
 抽出した更新整備案について、概略施設計画を作成し、整備計画工程の検討や初期費用、中長期的なLCC(ライフサイクルコスト)などの概算費用を算出。維持管理性や経済性等について比較検討を行い、最適な案を選定する。
 選定した案について、適切な施設規模を設定。選定案に対する概算事業費を算出し、整備工程を作成する。今後の詳細設計等に係る提言事項等を盛り込んで基本計画書として取りまとめる。
 沖島上水道施設に係る基本調査検討業務は、日本水工設計滋賀事務所(彦根市)。

提供:滋賀産業新聞