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秋田建設工業新聞社
2026/02/26

【秋田】高圧水素設備の実施設計費を6月補正に要望/能代市水素ラボ構想、協議会設置も検討

 能代市総合政策課は、能代ロケット実験場と連携した水素ラボ構想(ボイルオフガス活用、ラボ建設など)に関し、実験場に設置する高圧水素設備の実施設計費を6月補正予算に要望する。特殊機器のため、プロポーザルでの公募を検討中。ラボ建設に向けた産学官連携による協議会の設置も検討しており、関連事業費も同補正予算に要望する。

 水素ラボ構想は、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の能代ロケット実験場内にある液体水素貯蔵タンクから発生するボイルオフガスを回収・再利用し、水素関連ベンチャー企業などに提供することで関係人口の創出に繋げるもの。構想は大きく2つに分けられており、構想1としてボイルオフガスの再利用設備整備、構想2として水素ラボ建設を計画している。

 構想1では今年度、ボイルオフガス回収・再利用のため設置する高圧水素設備(再加圧・貯蔵・充填設備)の仕様や設置場所となど基本設計に当たる概要をまとめるため、一般財団法人エネルギー総合工学研究所に業務を委託している。高圧水素設備は特殊機器のため、一社だけでの実施設計は困難と見て、公募内容やその後の流れなど詳細を詰めている。工事については、設備の納期にある程度期間が必要と見ているが、据付などの工事自体は数カ月の工期で可能と見込んでいる。

 構想2では、多くの民間企業や大学のほか、国、県にも参画してもらう産学官連携により、水素だけでなく宇宙分野に関係する企業の集積や、人材育成拠点の整備に向けた協議会の設置を予定。国際競争力の強化には人材不足が課題となっており、民間企業には参画してもらうことで人材育成に繋がるといったメリットがある。協議会ではラボ建設に向け、構成員それぞれの役割などを検討していく方針。ラボの目指す姿として、民間主導で設立された神山まるごと高専(正式名称:学校法人神山学園神山まるごと高等専門学校、徳島県)をイメージしている。

提供/秋田建設工業新聞