上越市は、2026年度病院事業会計当初予算案に上越地域医療センター病院改築の設計などに係る経費として786万9000円を計上。さらに、限度額1億847万7000円の債務負担行為(26−27年度)を設定した。
主な内訳は、基本計画再検証支援業務委託に638万円、病院改築に関する有識者会議委員報償費・費用弁償25万円、設計事業者選定委員会報償費・費用弁償18万円など。また、債務負担行為は主に設計業務の経費で、全額27年度の拠出となる。今後は改築後の収支見通しを踏まえつつ、有識者からの意見も取り入れながら基本計画の見直しを行い、設計着手を目指していく。
同病院は市が00年に国立病院機構から施設の委譲を受け開設。上越地域の回復期・慢性期医療の中核病院となっているが老朽化が進み、最も古い病棟は築後50年余りが経過している。19年度に新築部分の規模を延べ約1万1485平方メートル、総事業費88億1090万円とする基本計画を策定するも、厳しい経営状況や環境の変化などを踏まえ、予定していた24年度中の改築事業着手を断念し先送りした。その後、経営改善検証を続けるとともに改築に向けた検討を続ける中で、建設資材の高騰や人件費の上昇などにより、事業費が約119億円に上ることが明らかに。しかし、建物の老朽化が著しく、医療環境および労働環境の悪化が深刻化していることなどを踏まえ、中川幹太前市長が経営改善の状況に関わらず26年12月までに改築事業に着手する考えを表明していた。