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日刊岩手建設工業新聞社
2026/03/02

【岩手】東北ゴールド 北上市の後藤野工業団地に進出 約7000平方bの工場新設

 プラスチック製品の製造・販売を手掛けるゴールド工業梶i本社・大阪府八尾市、村田太成代表取締役)の関連会社となる鞄喧kゴールド(同代表取締役)は、北上市和賀町後藤の後藤野工業団地内に工場の新設を計画。2月27日に北上市役所内で市と企業立地協定の調印式を行った。今年10月の着工予定で、28年10月の操業開始を目指す。施設規模は約7000平方bで、約21億円を投資する計画。プロポーザル方式による設計・施工一括で発注する方向で進めており現在、3社に提案を依頼している。

 調印式には、村田代表取締役や八重樫浩文市長、県商工労働観光部ものづくり自動車産業振興室の佐藤滋企業立地推進担当課長、菊池勝市議会議長ら約10人が出席。

 調印式では、村田代表取締役と八重樫市長が企業立地に関する協定書に署名。八重樫市長は、プラスチック成形に関する唯一無二の技術を有する企業の立地を歓迎しながら、「今後の操業開始に向け環境整備や人材確保などできる限り協力していきたい」と述べた。

 村田代表取締役は、当初計画より10年遅れで進出が実現したことに触れ、「北上市が交通の要衝であり、ユーザー企業が隣接しリードタイムが短いことやBCPの観点から東北地方にも製造拠点が必要と判断し立地を決めた。地域と一体となってより良い工場を造っていきたい」と決意を新たにした。

 佐藤企業立地推進担当課長は、「製造拠点の設置を契機に、県内企業との連携をさらに深め、ものづくり産業の発展や地域の活性化に寄与してほしい」と期待を寄せた。

 新規に立地する場所は、後藤野工業団地内の同市和賀町後藤2地割114番39外。2万2589・22平方bの敷地内に、延べ床面積約7000平方bの事業所の整備を計画している。事業内容は、プラスチック製品の製造と販売で、東北地方の顧客に対して商品の安定供給を図る。投資額は約21億円。

 今後、今年10月に着工予定で、工期は1年から1年半を見込む。操業開始は28年10月を予定している。プロポーザル方式による設計・施工一括で発注する方向で現在、3社に提案を依頼している。

 同社は、1968年に村田化成工業として創業。自動実装部品のキャリアテープ用リールとして、業界初のプラスチックリールを独自開発。海外にも工場を整備し、05年には本県で外注委託を始めた。北上市に企業立地するに当たり関連会社となる東北ゴールドを設立した。

 北上工場は、本社工場と九州工場に続き、三つ目の製造事業所となる。北上市への進出要因として村田代表取締役は、「東北自動車道や釜石自動車道などが隣接し物流面で有効性が高く、いわて花巻空港も近くにあるため人流面でも有効性がある」と評価している。


提供:日刊岩手建設工業新聞