竜王町は、2日開会の町議会定例会に、一般会計99億9000万円(対前年度比18・2%減)、特別会計・企業会計を合わせた総額141億6614万5千円(同12・8%減)の2026年度(令和8年度)当初予算案を提出した。一般会計は過去2番目の規模。町における最重要プロジェクトである中心核整備事業のうち、新たな竜王小学校の開校および学童保育所の開所を9月に迎える「交流・文教ゾーン」がオープンとなる年度であることから『まちの中心核整備から未来をひらく予算』と位置づけている。議会の会期は26日までの25日間。
一般会計の投資的経費(普通建設事業費)は、前年度と比較して78・3%マイナスの7億9314万6千円。大型事業の竜王小学校建築工事や、学童保育所建築工事、福祉ステーション改修工事などの減少が要因。一方、増加したのは、交流・文教ゾーン造成工事(公園整備等)、土地改良施設等維持補修工事(惣四郎川樋門設備改修工事)、土地取得費(町道山面鏡西線関係)、総合運動公園施設整備(改修)工事(ドラゴンハット屋根・照明改修、受電設備更新)、橋梁長寿命化修繕工事(野寺橋)、ため池廃池等整備工事(谷の上池〔山面〕廃止工事)など。
まちづくり分野に盛り込まれた歳出の主なもの(金額は千円単位で四捨五入)をみると、『活力あるまちづくり』では、「交流・文教ゾーン」公園整備・共用駐車場等の整備4億2702万円[新規]。27年度(令和9年度)の供用開始を目指し、防災機能を備えた公園の整備工事に着手するとともに、共用駐車場等の整備を進める。内容は、公園整備工事3億9302万円、共用駐車場整備工事3000万円、ポケットパーク整備工事400万円。
「居住ゾーン」整備に向けた事業者募集等100万円[継続]。中心核整備における居住ゾーンの整備に向け、開発に意欲を示す民間事業者を募集し、事業の具体的な検討を開始する。内容は、居住ゾーン整備業務委託料100万円。
農業生産基盤整備の戦略的推進300万円[新規]。農業振興ビジョン実施計画(23年〔令和5年〕5月)における重点プロジェクト「ほ場や土地改良施設の整備」の推進に向け、経営効率の高い農地の大区画化や省力化に資する基盤整備、老朽化した用排水路等の更新を含め、26年度(令和8年度)内に関係者の意見を踏まえた今後の農業生産基盤整備の方向性および戦略の検討に取り組む。内容は、農地の大区画化等基盤整備戦略策定支援業務委託料300万円。
産業用地整備に向けた基礎調査および開発手法の検討520万円[新規]。民間開発による産業用地整備を図るため、候補地に係る基本情報の調査および開発手法の検討を行い、企業立地に向けた環境整備を進める。内容は、企業誘致実施支援業務委託料520万円。
安全で持続可能な道路ネットワークの整備1億2082万円[拡充]。町道の舗装修繕や橋梁の修繕等による長寿命化を図ることで通行の安全を確保するとともに、道路ストックマネジメント計画を新たに策定し、道路施設の老朽化対策および計画的な維持管理を推進する。また、町道山面鏡西線整備については、用地取得や関係者との調整を進め、事業の着実な推進を図る。内容は、橋梁長寿命化修繕工事4300万円、町道道路改良・舗装他工事1400万円、町道維持修繕工事3350万円、土地取得費2282万円、道路ストックマネジメント計画策定業務委託料750万円。
『安心して暮らせるまちづくり』では、文化の振興と文化財保護・活用の充実3355万円[拡充]。このうち町内の文化財について、開発と保護の調和に留意しながら適切な保存・活用を進めるとともに、文化財を地域全体で計画的に保存・活用していくため、26年度(令和8年度)から3ヵ年で文化財保存活用地域計画の策定に取り組む。あわせて、重要文化財である苗村神社境内社十禅師社本殿等の保存修理事業を実施する。内容は、埋蔵文化財発掘調査受託事業1981万円、埋蔵文化財緊急発掘調査事業685万円など。
農業用ため池の災害リスク低減2300万円[拡充]。近年の地震・豪雨等によりため池が決壊し、下流域の人家等に大きな被害をもたらす事例が頻発していることから、地震に対するため池の耐震性能の診断を行うとともに、ため池決壊を未然に防止するための工事を行う。内容は、荒池改修事業計画策定業務300万円、谷の上池(山面)廃止工事2000万円。
歯科診療所整備事業1900万円[新規]。歯科診療所の建替関係として、国民健康保険事業特別会計(施設勘定)に計上。内容は、造成設計費1900万円。
提供:滋賀産業新聞