建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを2025年11月28日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「土木一式」の企業1969社を抽出。4項目全てでトップ10に入った企業はなく、トップ100に広げても2社にとどまるなど、4項目のバランスが取れた企業は上位企業でも少なかった。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、トップ3は共栄土木、森長組、宮本組の順となった。
共栄土木は、4項目のうち、土木平均完工高の10位が最高位だったが、全てトップ100圏内にあるなど比較的バランスが取れており、過去5回の調査から続いているトップ3圏内を維持。今回はトップに立った。森長組と宮本組は売上高、平均完工高、評点Yがトップ10圏内の一方で、経営状況分析指標の得点が500点台にとどまっている傾向にある。4位に付けているハマダも同じ傾向が見られた。
この他の上位企業では、5位の金山建設工業が4項目ともトップ100に付けているもう1社となった。8位に入った東播建設と9位の松陽建設はこれまで50位以内に入ることがなかったが、評点Yと経営状況分析指標の得点をアップさせて、一気に順位を上げた。
■売上高トップは日清鋼業
4項目のうち、売上高は300億円超えの日清鋼業がトップ。200億円を超えたのはNC建材と宮本組、4位の寄神建設から8位の森長組までが100億円を超えた。100億円を超える企業の数はこれまでの調査とほぼ同じ。土木平均完工高は宮本組が200億円、寄神建設が100億円を超える状況は変わらず。9位のケミカル工事までが50億円を超えている構図も変化がなかった。
■評点Yは宮本組が1200点台に戻して1位
経営面について、評点Yは宮本組が1200点台に戻して1位。森長組、横山基礎工事、ハマダ、木村工業の4社が1100点台で続いた。1000点台は110社、900点台は263社。24年11月の調査では900点台の企業が301社あったが、やや数を減らしており、800点台が503社から532社、700点台が398社から409社に増えていることから、1年前には900点台だった企業が点数を落としているとみられる。
経営状況分析指標は宝土木興業と西正建設が1位タイ。649〜600点は67社あるが、大半は土木平均完工高で10億円未満の企業が占めている。500点台は600社、400点台は658社。400点未満の企業は644社あり、400点台以下の企業がやや増えている状況が見られた。
※売上高、土木平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社