富山県土木部港湾課は、伏木富山港長期構想案をまとめ、高規格ターミナル整備や新たな産業用地確保などの取り組み内容を盛り込んだ。19日まで意見を募集する。
伏木富山港は、伏木(伏木港)、新湊(富山新港)、富山(富山港)の3地区からなる港湾で、2011年に国際拠点港湾に指定。港湾計画の改訂に先立ち、長期的視野に立った総合的な港湾空間の形成とそのあり方を策定するもの。将来像に「アジアへ拓く伏木富山港〜ウェルビーイングを届けるみなとを目指して」を定め、物流・産業、環境・エネルギー、観光・賑わい、防災の4分野において目指す方向性を示した。主な内容は次の通り。
(1)ものづくり県を支える環日本海物流拠点のさらなる進化
▽大水深岸壁を活かしたバルク貨物等のための機能強化
▽多様なエネルギー(LNG、バイオマス、水素)の供給拠点の強化
▽高規格ターミナルの整備
▽遊休水面の利活用による物流拠点の整備
・新たな産業用地の確保
・バルク貨物のための保管用地の確保
・高規格ユニットロードターミナルの整備
・外貿RORO船岸壁・ふ頭用地を中央ふ頭地区へ移転(東ふ頭地区も検討)
(2)未来の環境を守るカーボンニュートラルポートの形成
▽次世代エネルギーの受入拠点の形成
▽自然海浜・藻場等の造成
(3)選ばれる寄港地、ベイエリアの賑わい空間の創出
▽クルーズ船の受入環境の充実
▽海洋性レクリエーション環境の充実
(4)富山の暮らしと産業を守る強靱な防災拠点の形成
▽耐震強化岸壁やヤードを活用した防災拠点の形成
▽官民連携体制の構築(港湾BCP)
▽港湾施設の強靱化(県土強靱化)