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建設経済新聞社
2026/03/03

【京都】京都駅前広場及び道路空間 再編の在り方検討着手

 京都市は、京都駅前について、駅前広場及び道路空間の再編の在り方の検討に入る。
 新京都戦略において、京都駅は〈京都駅周辺を新たなビジネス・交流の創造拠点へ〉と掲げているが、現況は駅前広場や周辺の歩道等の混雑がみられ、歩行者空間やバス・タクシーの待ち空間、憩える空間等が少なく、利便性などで課題がる。
 そのため、都市計画局は、京都駅前の再生に係る取組(ウォーカブルなまちづくり)を令和8年度当初予算案に4900万円を新規予算化した。交通結節点としての機能強化や、快適性・回遊性の向上など、駅前広場及び周辺道路のあり方の検討の基礎とするため調査などに入る。
 主な実施内容は@バス・タクシー乗り場における利用状況調査A駅前広場や周辺道路の車両・人流調査B駅前広場及び道路空間の再編の在り方を検討。
      ◇      
 市は、京都駅前の再生に係る有識者会議の意見まとめ案を公表。パブリックコメントを2月24日に締め切った。3月に有識者会議に報告し、その後、有識者会議は市への提言書をまとめる。
 有識者会議は「おおむね20年後までの将来像」「京都駅を中心とした主に商業・業務が集積する区域(京都駅から東西それぞれ約450m、南北それぞれ約300mとし、東は河原町通、西は堀川通、北は七条通、南は八条通。用途地域は大半が商業地域(建ぺい率80%、容積率600%))」「駅前広場は、新たな建物利用を伴うような大規模な改変ではなく、既存機能の拡充を前提とする」を基本に検討を進めてきた。
 京都駅前が果たすべき役割・将来像として、▽京都の玄関口にふさわしいまち▽京都経済のけん引役、共創の一大拠点▽行きたくなる、過ごしたくなるまち▽利便性の高い交通結節、駅とまちのスムーズなつながり−を設定。将来像の実現に必要な取組として、▽成長と共創・交流を促す多様な都市機能の集積▽駅や駅前広場の機能向上、楽しみ、憩える「人中心の空間づくり」▽回遊性の向上・歩いて楽しいウォーカブルなまちづくり▽京都駅前にふさわしい良質な街並みの創出▽公民連携・エリアマネジメント−を挙げた。
 京都駅前にふさわしい良質な街並みの創出では「周辺社寺等からの眺望に配慮し、建物高さの上限は、駅前広場周辺は京都駅ビル同等の60mまで、その周囲は45mまでが妥当である」「高層化による圧迫感の軽減、統一感ある壁面やスカイライン形成のため、一定の壁面後退をすべき」等とした。
 このほか、京都駅前の再生の実現に向けた短期、中・長期のスケジュールイメージについて、主なものをみると、[都市機能の集積]都市計画見直し・まちづくりガイドラインを経て、民間建物の順次更新による集積、[駅前広場・空間再編]広場の再編に向けた調査・検討・社会実験などを経て、広場の再編、[道路空間(塩小路・烏丸通等)・空間再編]道路空間の再編に向けた調査・検討・社会実験などを経て、道路空間の再編−など。