秋田市、潟上市と八郎湖周辺清掃事務組合(男鹿市、五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村)、由利本荘市が検討を進めているごみ処理の広域化に関し、潟上市と八郎湖周辺清掃事務組合の可燃ごみを集約して秋田市に運搬する「中継施設」の建設地が、潟上市のクリーンセンター敷地内に決定した。1月15日に開かれた潟上・男鹿・南秋田郡の副市町村長会議で決め、2月の広域化ブロック協議会に報告された。9年度以降に測量や調査などへ進む見通し。
ごみ処理の広域化は、河辺豊成にある秋田市総合環境センターの溶融施設を隣接地で建て替え、ブロック内の焼却ごみ(家庭系と事業系)を集約するもの。国の方針によると、ごみ収集運搬の効率化を図るため、輸送距離が18kmを超える場合は小さい収集車両から大型のコンテナ車に積み替える「中継施設」の導入を検討すべきとされている。
秋田市の溶融施設から潟上市までは36kmの距離があり、往復の所要時間は108分と試算されている。潟上市と男鹿市、南秋町村の可燃ごみを中継施設に集約して圧縮し、大型車に積み替えたうえで秋田市の新焼却施設まで運搬する。
潟上市が日本環境衛生センターに委託し進めていた「ごみ処理中継施設調査業務」では、◇潟上市クリーンセンター及びその周辺 ◇男鹿地区衛生センター(し尿処理施設敷地)−の2カ所を候補地に調査を行い、昨年12月に報告書が提出された。中継施設の建設には約2,000uの敷地が必要だが、男鹿地区衛生センターには古い施設が残っており解体費がかかる一方、潟上市のクリーンセンターは敷地の余剰地をそのまま活用できることが分かった。
潟上市では9年度以降、敷地の測量や地質調査、基本計画の策定などを経て整備事業者を選定する見通し。秋田市が建設する新焼却施設の供用開始が17年度のため、中継施設もそれまでの建設を目指す。
なお、秋田市は新たな焼却施設の処理能力を既存の460t/日よりも規模の小さい400t/日程度で計画。8年度当初予算案に基本計画の策定、環境アセスメント、地歴調査、地質・測量調査等にかかる費用として、8〜12年度までの5カ年継続費4億3,218万9,000円の設定を提案している。
提供:秋田建設工業新聞社