神奈川県は、県立学校施設再整備計画(新まなびや計画)の計画期間が2027年度で終了することから、新たに学校施設再生計画(リビルドプラン)を策定する。県立学校は約7割が築40年を超えており、目標耐用年数の80年に近づく学校が増加するため、建て替えを柱とした計画とする。計画の策定に向けては県立学校のうち建て替えの優先順位が高い学校を抽出、老朽化や近隣の状況などを調査した上で建て替え方法などのパターンを検討する。
新まなびや計画では16年度から27年度までの12年間で、校舎や体育館の耐震対策や長寿命化対策を進めることとしている。計画期間は終盤を迎え、校舎の耐震対策やこの他計画に定めていたトイレの洋式化などの環境改善、特別教室への空調整備が25年度までに完了。体育館の耐震対策は26年度に残る9棟のうち8棟が完了する。
一方、県立学校は老朽化が進んでおり、築40年以上の学校が約7割となっている。今後は目標耐用年数の80年に達する学校も増加していくため、これまでの耐震対策を中心とした計画から建て替えを柱とした計画に移行する。計画期間は28年度から10年ごとに3期を予定する。
対象施設は高校134校、中等教育学校2校、特別支援学校28校(25年4月時点)。県立学校と中等教育学校136校は優先的に建て替える20校を選定し、老朽化の状況、都市計画や近隣の建物、道路などの状況、建て替えの課題などを確認する。特別支援学校28校は耐用年数の期限が近い3校をサンプルとして、建て替え手法を整理する。
計画策定に向けた支援業務の委託先を決める公募型プロポーザルの手続きを進めており、3月下旬にも事業者を選定する。
現在、県立高校で最も築年数が古いのは平塚農商高校(平塚市)と西湘高校(小田原市)の校舎棟の築68年となる。
提供:建通新聞社