京都市は、山科区の山科合同福祉センターの最上階にある山科図書館を山科駅前の複合施設ラクトB内に移転し、図書館と子どもの屋内遊び場の複合施設として整備する。
図書館などの複合施設として整備されるのは、山科駅前のラクトB(山科区竹鼻竹ノ街道町91)の5階・6階の元ラクト健康・文化館(5階1367・07u、6階1172・09uの計2539・16u)。
松井孝治市長は、令和7年3月の記者会見で「ラクトに遊びと学びの拠点をつくりたい。ラクトBの5階、6階のエリアに山科図書館の移転・機能充実を検討している。また、京都市東部地域初となるような大型の子どもの屋内遊び場の併設を考えている。京都市の中心部には『こどもみらい館』、西には(親子のあそび場の)『ガタゴト』があり、その2つに比べても大規模な屋内遊び場をつくっていきたい。これを図書館に併設していきたい」と方針を述べていた。
建設局は令和8年1月に複合施設の現時点での考え方について、市会まちづくり委員会に報告。その中で概算事業費は約49億6000万円と示した。内訳は設計・改修費に約25億円、管理・運営費に約24億6000万円(15年間の運営費)。なお、複合施設の整備・運営構想作成及び民間活力導入可能性調査業務は公募型プロポーザルで日本総合研究所大阪本社(大阪市西区)が担当。
令和7年度中に複合施設の機能や概算事業費、民間活力の導入を含めた整備・運営手法などを検討し、整備構想としてとりまとめる。
8年度当初予算案に(仮称)山科駅前遊びと学びの拠点複合施設の整備・運営事業アドバイザリー業務として4020万円を新規計上するとともに、1280万円の債務負担を設定(期間は令和9年度)。
複合施設の設計・整備・管理運営に民間のノウハウを活用する考えで、整備・運営手法にはDBO方式(設計・整備・管理運営の一括発注方式)を導入し、これらを一括で担う事業者の公募・選定・契約を行う。
令和8年度は、事業者の公募・選定に向けた準備(要求水準書、実施方針、募集要項や契約書等の資料作成等)を行い、法務・技術及び金融等の高度な専門知識と実績を有するコンサルタントに技術的支援業務、いわゆるアドバイザリー業務を委託する。
9年度に民間事業者の公募・選定、契約締結を行い、10〜11年度に設計・施設整備を進め、「meetus 山科−醍醐」プロジェクトにおける工程表で示す12年度内に施設の活用開始を目指す。