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滋賀産業新聞
2026/03/12

【滋賀】多賀町 敏満寺地先ため池「尼子池」の老朽化排水路更新

 多賀町は、敏満寺地先の農業用ため池「尼子池」の老朽化排水路の更新整備を計画。新年度に整備に係る詳細設計を発注する方針だ。
 工事については、早ければ27年度にも多賀町単独で発注・着工し年度中に完了させる見通し。なお尼子池の耐震化に向けた改修整備は25年度滋賀県湖東農業農村振興事務所が初弾工事を発注・着工済(1月23日開札、たち建設が1億1628万6千円で落札)で、ため池改修工事および水門設備工2門を27年3月19日まで施工中。
 なお、尼子池用水路基本設計業務は、浜エンジニアリング東近江支店(東近江市)に委託済み。
 「尼子池」(敏満寺字背戸山地先)は、農業用水の確保を目的に、谷をせき止めて築造され、現在は利水はもとより動植物の生息・生育環境としての貴重な役割を担っている。池の規模は堤長35b、堤高8・6b、満水時水深7・1b、貯水量約1000立方bで築造時期は不明。
 機能維持のための取水施設の改修は過年度に行われているが、施設の耐用能力を超える大雨や大規模な地震が発生した場合、堤防が損傷を受け決壊に至る可能性がある。万が一ため池が決壊した場合、池の下流には短時間で大量の水が押し寄せる危険性が「多賀町ため池ハザードマップ」で指摘されており、防災・減災に向けた耐震化など改修整備計画の作成を決定。また池の近くには後から整備された名神高速道路が通り、下流域には人家が多数あるなども懸念材料となっている。 

提供:滋賀産業新聞