野洲市教育委員会は、北野小学校の大規模改修事業を計画している。築年数が約40年経過した既設の校舎棟(本館)と体育館が対象。老朽化による建物の劣化状況などを踏まえた学校施設の長寿命化を図る。
新年度から、まず校舎改修および一部増築工事を2ヵ年で実施する。9月着工、来年8月完了を目指す。市の2026年度(令和8年度)当初予算案には、債務負担行為(26〜27年度〔令和8〜9年度〕)として事業費5億7989万4千円(大規模改修工事5億7360万円+監理業務629万4千円)を見込んでいる。
続く体育館については28年度(令和10年度)を想定。全体で3ヵ年をかけて大規模改修工事に取り組む方針でいる。
計画によると、野洲市立北野小学校(野洲市市三宅240番地)の建物のうち、1983年(昭和58年)3月建築の▽校舎棟=RC造4階建、延5287平方b▽体育館=S造平屋建、延1190平方b―について長寿命化改修。あわせて現在2ヵ所に分かれている職員室を1ヵ所に集約するための校舎増築(150平方b)などを行う。
実施に先立ち、校舎の長寿命化工事期間中における児童の学習環境を確保し学校運営を円滑にするため、グラウンド内に仮設プレハブ校舎を設置する工事に2月より着手している。概要は▽仮設校舎=S造2階建、延5309・44平方b▽仮設渡り廊下@=S造平屋建、建築面積137・1平方b▽仮設渡り廊下A=S造平屋建、建築面積116・4平方b▽その他=仮設校舎設置にあたり必要な昇降機設備、電気設備、機械設備および外構整備など―。
26年度(令和8年度)は、8月までに仮設校舎の設置を完了。夏休み期間に教室や職員室等の機能を移転し、9月から大規模改修工事に着手。まず本館の長寿命化工事および職員室の増築工事を進める。
27年度(令和9年度)は、8月までに校舎棟の大規模改修工事を完了。夏休み期間に教室や職員室等の機能を移転し、9月〜2月に仮設校舎を撤去。解体工事完了後、跡地のグラウンド整地を行う。
28年度(令和10年度)は、グラウンド再整備工事(7月〜9月)および残る体育館の長寿命化工事を実施。大規模改修事業を完了させる予定。
仮設校舎に係る業務(仮設校舎の設置工事、同工事における工事監理業務、本館〜仮設校舎の引越し業務、仮設校舎の賃貸借業務、仮設校舎の解体工事〔整地等を含む〕など)の受託者は、東海リース京滋営業所(大津市)。
なお当初、北野学区は竹ヶ丘の宅地開発(野洲リバーサイドタウン〔全347区画〕)を受けて児童数の増加が予測され、そのために6教室と職員室を確保する校舎の増築(1200平方b程度)を計画。22〜23年度(令和4〜5年度)、豊建築設計事務所(長浜市)に委託し増築・大規模改修の設計業務を進めたが、竹ヶ丘以降は大規模な開発が見られないことから一旦、増築の計画は留保となり、24年度(令和6年度)、改修を優先する修正設計業務を同事務所に委託した経緯がある。
一方で、今後の開発動向も見据えながら、市教委では26年度(令和8年度)、教室増築の必要性について再度、検討することにしている。
提供:滋賀産業新聞