増改修し複合化、概算費と諸室機能示す
立科町は、老朽化した中央公民館の再整備に係る基本構想(案)を3月12日に公表。1月30日に示した「現敷地での再整備方針」を具体化するもので、既存施設の長寿命化改修と新棟増築を組み合わせた『増改築方式』を最適案と位置付け、新たに概算事業費(上限15億円)の内訳と必要な諸室機能を示した。
概算事業費の想定内訳は、建設費(改修工事含む)11億3190万円、解体費7920万円、外構工事費6600万円、設計等業務委託2億1978万円。今後、基本計画や設計を進める中で精査を行う。財源は基金10億円、地方債5億円を見込み、PFI方式は採用せず国・県の補助制度を活用する見通し。
増改築では、商工会館周辺倉庫とたてしな屋を先行解体し、たてしな屋の跡地に新棟(多目的ホール)の建設と高齢者いきがいセンターの改修を並行して進める。その後、老人福祉センター・保健センターの改修を行い、中央公民館の機能移転が完了後、同公民館と商工会館を解体する。公民館などの跡地には駐車場を整備する方針。新棟は、300人程度収容できる面積を想定し、災害時の避難所として活用できるよう整備する。
再整備にあたり必要諸室としては、大会議室や中会議室、防音室、図書スペース、学習スペース、閉架書庫、事務室、更衣室、相談室、多目的トイレ、キッチンスペースなどを予定する。
同事業は、中央公民館を核に、周辺施設の老人福祉センター・保健センター、高齢者いきがいセンター、たてしな屋事務所、商工会館を対象に再整備を行うもの。中央公民館は建設から57年経過し、震度6〜7の大地震で倒壊する恐れがあるほか、バリアフリー未対応や図書館が手狭であることが課題となっている。
スケジュールは、2026年度に基本計画・基本設計、27年度に実施設計、28年度に着工し、29年4月ごろの一部供用開始を見込む。30年度の全体供用開始を目指す。
町では3月12日〜3月25日までの期間にパブリックコメントを募集。構想(案)公表に先立ち住民説明会も実施した。
提供:新建新聞社