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日本工業経済新聞社(埼玉)
2026/03/19

【埼玉】県・北部地域振興拠点/基本計画を公表、整備費の試算を明らかに

 県が整備を計画している北部地域振興拠点について、A棟の整備費は約426億6000万円、B棟が約145億9000万円となる試算を公表した。基本計画案に示したもので、A棟は11階建てとなる見込みで、2階から8階までを熊谷市市役所とし、1階にはホールや中2階までを含めた図書館を配置する。事業手法は、A棟・B棟ともにDBまたはDBMを採用することとし、最短でA棟は2033年度、B棟は30年度に竣工することを想定している。
 北部地域振興交流拠点は、JR熊谷駅から徒歩8分および15分程度の場所に建設。A棟は熊谷市本町2丁目に、B棟を同市末広3丁目(熊谷地方庁舎敷地)に位置している。
 基本計画案によると、A棟は11階建て、敷地面積約8153u、延べ床面積約3万5000uの規模となる。また、約190台分の立体駐車場を北側敷地内に配置する。B棟は3階および4階建てとし、敷地面積2万1282u、延べ床面積約1万1000uとなる。敷地内には来庁者用と公用車用の駐車場と、屋外倉庫などを整備する。
 A棟の主な方向性としては、免震構造、中圧ガスの活用、県産木材の活用を掲げている。1階には産業振興機能として、コンベンションホールやコワーキングスペースなどを約5740uで整備する。また、1階および中2階には約1240uの規模で県立図書館を新設する。2階は県立病院サテライトとして約710uを確保した。地域の医療機関との連携を図りながら、県北部地域の高度専門医療提供体制を充実させる。さらに、10階に県立高等看護学院を約5500uで設置。11階を市議会機能としている。
 また、北側に配置される立体駐車場は、2階と4階でアクセス可能なものを計画している。
 B棟の主な方向性は県庁のバックアップ機能、電源等の多重化、県産材活用。内部は来庁者ゾーンや執務ゾーンなどにセキュリティゾーンを設定したうえで、業務の性質によって区分する。また、ABW型のオフィスとして、ミーティングスペースやマグネトスペースを整備するほか、災害時にも対応できる会議室ゾーンを設ける。
 事業費はA棟が設計・工事管理費に約20・5億円、工事費に約406・1億円を試算。また管理運営費は約3・9億円/年を想定している。なお、県と熊谷市の負担割合については、専有面積割合を基本として今後、調整していく。B棟については設計・工事管理費約5・2億円、工事費約140・7億円、管理運営比約1・5億円/年とした。
 現時点におけるDB方式とした場合のスケジュール案については、A棟・B棟いずれも26年度を入札公告の準備期間とし、27年度にも入札公告、契約締結とする。その後A棟は設計と建設で約66カ月を想定し、33年度の供用開始を見込む。B棟は設計と建設で約38カ月、31年度の供用開始を計画している。

提供:埼玉建設新聞