トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

秋田建設工業新聞社
2026/03/17

【秋田】八峰町の御所の台エリア再構築/キャンプ場改修の検討推進、未来ビジョン策定も8年度に

 八峰町商工観光課は、御所の台エリアの再構築に関し、オートキャンプ場の改修に向けた具体的な検討を8年度に進める方針。昨年4月に廃止された野球場の跡地を活用した拡張も視野に入れ、観光庁の支援事業など活用可能な交付金を事業費に充てる。同エリアにある八森いさりび温泉ハタハタ館はサービス向上などを図るため今年度、指定管理者の公募を実施する。再構築にあたり同課では、8年度に短中期(9年度から5カ年程度)の未来ビジョンも策定したい考え。

 御所の台エリアの再構築構想は、5年6月に策定。当初は道の駅はちもりの移転を核に、アウトドア系施設の導入やリゾート系宿泊施設の誘致など、民間事業者の参入も視野に入れた施設整備を計画していたが、民間事業者からの実施計画や具体的な提案等がなかった。また、道の駅の移転費用は過年度に試算した結果、少なくとも5億円がかかる見込みで、財源確保の観点からまずは町単独で取り組めることを進める方針に転換した。

 現在は、◇道の駅移転の費用対効果検証 ◇御所の台ふれあいパーク野球場の跡地活用も視野に入れたオートキャンプ場の改修 ◇自然文化施設の魅力向上・商品化(白神山地などの活用)◇回遊コース(サイクリングコースなど)の検討 ◇ハタハタ館の飲食部門強化(地元食材を使用した新メニュー開発など)◇ツアー商品の魅力向上・販売強化―の6つの視点から取り組みを進めている。

 このうち自然文化施設、回遊コース、ハタハタ館、ツアー商品については今年度から着手している。自然文化施設では、ぶなの原生林を低地で観察できる留山の散策路整備を実施。今年度に設計をまとめており、8年度は老朽化した木道の取替修繕(L77.7m)や、急勾配箇所への手すり設置を行うため、工事費3,590万4,000円を当初予算で確保している。

 未着手のオートキャンプ場は、個別サイト、フリーサイト、キャンピングカーサイト、センターハウス(トイレ・炊事場)、管理棟などで構成。毎年4,000人を超える来場実績があり、同エリアの中でも誘客が期待できるコンテンツとなっている。

 一方で隣接する御所の台の野球場は老朽化が著しく、町内に峰浜野球場もあることや、長年使用されていなかったことから廃止した。構造物が少なく敷地が広いため、野球場跡地をオートキャンプ場の拡張に活用可能か検討する。

 宿泊施設のハタハタ館は、人口減少などの影響で赤字が続き、厳しい経営状態となっている。そのため、これまで非公募だった指定管理者を公募とすることでサービス、施設管理における費用対効果の向上を図り、施設の存続を目指す。

提供:秋田建設工業新聞社