東北防衛局は、航空自衛隊秋田分屯基地の格納庫新設設計(RC2F約5,000u)を6月末までに公告する。工事では、航空自衛隊加茂分屯基地の隊庁舎新築に向けた仮設庁舎設置を9月末まで、同隊庁舎新築を12月末までに公告。陸上自衛隊秋田駐屯地の燃料施設上屋新築、給油所新築の土木工事、機械設備、電気設備も発注する。いずれも全国の自衛隊施設で再配置、集約化、改修などを行う「最適化事業」の一環。
航空自衛隊秋田分屯基地(秋田市雄和椿川字山籠23−26)では、警衛所や倉庫、車庫などを建て替える計画。7年度は仮設整備場・倉庫(S1F約1,600u)、仮設消防車庫(S2F約430u)、仮設電気室(RC1F約160u)の新築設計と、既存消防車庫(RC1F約410u)、倉庫(S1F約600u)、車庫(S1F約920u)、電気室(RC1F約160u)、整備場(RC1F約140u)、油脂庫(RC1F約30u)の解体設計を行うため、伊藤喜三郎建築研究所・GEN設計・復建技術コンサルタント・オリエンタルコンサルタンツ共同体に設計業務を委託している(履行期限:9年3月15日)。
今回、設計を委託するのは格納庫の新築で、鉄筋コンクリート造2階建て、延べ床面積約5,000u規模の設計をまとめる。設計には既設格納庫(S2F約5,000u)の解体設計も含まれる。格納庫の新築工事は9年度以降に発注する。9年度以降はこのほか、仮設油脂庫等の設計、警衛所等の解体設計、新設する施設(警衛所、消防車庫、倉庫、車庫、電気室、整備場、油脂庫)の設計も順次、委託する。
工事を発注する航空自衛隊加茂分屯基地(男鹿市男鹿中滝川)では、既設隊庁舎などの解体跡地に新たな隊庁舎を建設する。8年度は隊庁舎(RC3F約3,000u)の新築工事を12月末までに公告。工事には渡り廊下(S1F約20u)、自転車置場(S1F約10u)の新築と、既設隊庁舎(RC2F約2,400u)、既設東屋(W1F約10u)、既設渡り廊下(S1F約40u)、既存自転車置場(S1F約10u)の解体工事も含まれる。工事費は現時点で未定。新築工事に先立ち、仮設庁舎の設置(S1F約360u、S2F約480u)を概算工事費1〜3億円で9月末までに公告する。
なお、7年度は仮設隊庁舎2棟、仮設浴場(S1F約30u)の新築設計、自転車置き場(S1F約10u)、渡り廊下(S1F約20u)の新築設計、既存隊庁舎、東屋(W1F約10u)、渡り廊下(S1F約40u)、自転車置場(S1F約10u)の解体設計を航空自衛隊秋田分屯基地と同じ共同体に委託している。
陸上自衛隊秋田駐屯地では燃料施設を新設する。車輌に燃料を入れる給油所(燃料スタンド)に上屋(S1F約160u)、事務所(RC1F約30u)、防火壁(約40u)を新設するほか、老朽化した油脂庫を鉄筋コンクリート造平屋建て、床面積約40u規模で建て替える。既存油脂庫(RC1F約30u)の解体も含めた新築工事(概算3〜5億円)、防火壁の新設を含めた土木工事(概算1〜3億円)、機械工事(概算1〜3億円)をそれぞれ9月末まで、電気工事(概算3〜5億円)を12月末までにそれぞれ公告する予定。
このうち燃料施設の新築工事には、隊舎内に女性浴場を新設する工事のほか、加茂分屯基地で車両の購入等に伴い新築する車庫A(S1F約110u)の建築工事も含まれている。車庫B(同約70u)の新築も計画しているが、着工は9年度以降となる。
また、土木工事には加茂分屯基地の車庫新築に伴う土木工事、電気工事と機械工事にもそれぞれ加茂の車庫に関する電気・機械工事が含まれている。また、機械工事には、加茂地区の宿舎1カ所で行う空調設備新築(機械)も盛り込んでいる。
全国の自衛隊施設は283地区23,254棟で、このうち約4割にあたる9,875棟が旧耐震基準時代に建設され老朽化が進んでいるため、防衛省は施設の建て替え、改修、集約などを行う「最適化事業」を全国で進めている。工事の進め方などを示すマスタープランを15地区に分割して策定しており、本県を含む地区のマスタープランは、オリエンタルコンサルタンツ・綜企画設計・復建技術コンサルタント共同体が担当した。
提供:
秋田建設工業新聞社