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北陸工業新聞社
2026/03/26

【富山】入職促進へ保護者に魅力PR/県建設業協会が富山工業高を訪問/「今後もなくならない産業」(堂口委員長)

 富山県建設業協会は24日、富山市の富山工業高校で、4月から土木工学科に入学する生徒の保護者との意見交換会を開催した。
 生徒の進路を助言する立場にある保護者に建設業の役割、若手技術者の仕事内容への理解を深めてもらうとともに、建設業の魅力などをPRすることにより、若者の入職促進につなげる目的で例年実施しているもの。2023年からは入学前のタイミングで開いており、会の途中からは新入生も同席した。
 この日は同協会から、常任理事で土木委員長の堂口隆介氏(高田組代表取締役社長)と寺島秀峰課長、若手技術者として、同科卒業生で入社1年目である林土木の高田考太さんと藤野麗良さんが参加したほか、土木工学科新1年生の保護者と生徒各40人、河合稔学科長ら90人が出席。
 保護者に対する学科説明会で河合学科長が、同科で学ぶ科目や取得できる資格、卒業後の進路先を説明した後、「授業の一環である建設現場見学会の開催時には、各発注機関のほか、県建設業協会から全面的にバックアップしてもらっている」と紹介した。
 意見交換会の冒頭、堂口委員長があいさつし、「建設業は縁の下の力持ちの仕事。普段の日常生活で我々が行っている仕事の有り難みは誰でも感じてくれないが、災害時などは不可欠。AIやICTといった技術が発展しているが、人口が減っていってもインフラ整備を行う建設業は今後も絶対なくならない産業。新入生の皆様は自信を持って3年間学び、社会に羽ばたいていただきたい」と述べた上で、「建設業は年々労務単価が上がり、公共事業予算も伸び右肩上がりの業界。土木分野の仕事は経験工学と言われ、学校で学んだことをベースに現場に出て知識を積み、それを現場で応用していく。そういう技術者となり、バンバン稼げる技術者になってほしい」と訴えた。
 続いて、寺島課長が協会で作成したリーフレットを基に建設業の現状や役割、技術者の仕事内容などを紹介し、「現場で造る土木、建築の仕事はなくなることはない。これから3年間しっかり勉強し、建設業をいろいろ知っていただきたい」と重ねて強調した。
 最後に同科卒業生の2人が登壇。自己紹介の後、入学を決めた理由や取得できる資格、卒業後の現在の状況を説明するとともに、建設業の現状に関し、▽残業がほとんどなく働きやすい▽年齢の近い先輩が多く相談しやすい▽給与水準が高い▽女性社員が増え、職場環境が整っている▽完全週休二日制でプライベートも充実している−とPR。「3年後の進路では建設業を選択肢の一つとしてほしい。数年後、皆さんと同じ現場で一緒に働ける日を楽しみにしています」と話した。

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