建設業情報管理センター(CIIC)が公表している建設企業の経営事項審査(経審)結果のうち、@売上高A2カ年(または3カ年)平均完成工事高B評点YC八つの経営状況分析指標―による総合ランキングを2025年11月28日時点のデータを基に独自に集計した(※)。今回のデータは、兵庫県内に本社を置く主工種が「管」の企業674社を抽出。四つの項目でより上位にランクインしている企業の総合順位を見ると、JR西日本テクシアが前回に続いて1位となった。エア・ウォーター防災も同じく2位、ミツワテックが3位となった。
兵庫県の管では、JR西日本テクシアとエア・ウォーター防災がトップを争う構図となっており、売上高と経営面の2項目がいずれも安定して最上位をキープしている中で、完工高の増減による順位の変動が総合順位に影響。25年度の2回の調査ではいずれもJR西日本テクシアに軍配が上がった。
3位のミツワテックは、完工高の10位が最高だが、他の3項目もおおむね上位にランクイン。総合順位4位以内を続けている。
■湊ハマと伊丹産業電設が売上高100億円台に
4項目のうち、売上高は300億円台のJR西日本テクシア、200億円台のエア・ウォーター防災が変わらず。100億円台は三機サービス、ネクスト・ワン、ダイネンの3社に加え、これまで90億円台だった湊ハマと伊丹産業電設が100億円の大台に乗せた。管平均完工高は、伊丹産業電設が70億円台に増やしてトップを守った。2位のJR西日本テクシアも60億円台をキープ。山本設備機工、東亜外業を含めた4社が60億円以上で抜け出ている。10億円を超える企業は25社程度で変わっていない。
■評点Y、経営状況分析指標とも高得点企業が増加
経営面について、評点Yは1359点のエア・ウォーター防災がトップ。JR西日本テクシアも1329点で、両社とも25年5月の調査で伸ばした1300点台を維持した。ダイネンも1200点台に伸ばして続いた。1100点台はユーサーブの1社で、東亜外業がやや点数を落とした。1000点台は25年5月調査の44社から62社に増加したのが目立った。900点台は123社で大きな変化はなかった。
経営状況分析指標は、JR西日本テクシアが1位、エア・ウォーター防災が2位の順。2社に加え、ダイネンも650点を超えた。評点Yで1000点台が増えたのと連動するように、経営状況分析指標の649〜600点の企業が31社から43社に増加した。500点台は240社、400点台は207社。400点未満の企業は181社あった。
※売上高、管平均完成工事高、評点Yは経審結果にあるデータでランキング。八つの経営状況分析指標(@純支払利息比率A負債回転期間B総資本売上総利益率C売上高経常利益率D自己資本対固定資産比率E自己資本比率F営業キャッシュフローG利益剰余金)は、経審結果にあるデータをそれぞれ100点満点で得点化して独自に算出した総合得点で順位を付けた。これら企業としての儲けや経営安定度を見る四つの項目でより上位にランキングされていることが総合的に優れた企業と判断した。
取材協力・JME
※ランキング表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社