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北陸工業新聞社
2026/03/31

【福井】共同軸に受注機会の拡大目指す/福井県厨房設備機器協同組合/設立総会開く/齊藤登氏が初代理事長

 福井県厨房設備機器協同組合の創立総会が27日開かれ、初代理事長に齊藤登氏(59)を選任し、定款の制定や初年度と次年度の事業計画などを慎重審議し、了承した。
 会場は、福井市大手3丁目の県繊協ビルで。
 齊藤理事長が挨拶し、相互扶助の精神に基づき、組合員のために必要な共同事業を行い、組合員の自主的な経済活動を促進する。経済的な地位の向上を図る組合設立の目的などを強調した。
 会員資格は、厨房設備機器の卸売業、小売業、修理業、設置工事業を営み、県内に事業場を有するなど。現会員数は10社。組合事務所は、ホリチューボー(福井市花月4丁目)内に置く。福井県中小企業団体中央会に加入することも決定した。組合設立の発起人は、平井克彦氏(敦賀装設)、伊尾慶市氏(サンセツエンジニア)、堀真人(ホリチューボー)、齊藤登氏(福井調理機)が担った。
 初年度は、共同受注体制の確立をはじめ、共同宣伝事業、団体協約事業、教育情報提供事業、福利厚生事業に取り組む。次年度はより踏み込み、自治体や設計事務所、建築関係事業者、商工団体などの訪問や情報提供。組合HPやSNSも活用し、施工内容や技術的な強み、対応可能分野を定期的に発信。地域イベントや関連団体との情報交換の場にも積極的に参加し、厨房設備業の専門性に理解を広めたい考え。

役員の方々(敬称略)
◆理事長
 齊藤登  福井調理機
◆副理事長
 大越弘行 大越商会
◆専務理事
 上出拓央 キッチンプラント
◆監事
 平井克彦 敦賀装設

 設立目的
 福井県内において、厨房設備機器の販売と設置工事を行う業者は、飲食店、宿泊施設、医療・福祉施設などの整備に不可欠な専門的な役割を担っている。厨房設備業は機器の選定や販売から設置工事、試運転調整に至るまで一体的に対応する高度な専門性と迅速な施工体制を必要とする業種であり、施設運営の成否を左右する重要な分野である。しかしその業態は、卸売業、小売業、サービス業および建設業にまたがる性格を有するため、発注制度や工事区分の中で専門業種として明確に位置づけられにくく、建築工事の一部として包括的に扱われる傾向にある。このため専門業者が有する技術力や機動性が十分に評価されず、地域の事業者が主体的に参画する機会が限られている。近年の大型整備事業(福井駅前再開発事業など)においては、県内の厨房設備専門業者に対し、直接的な参画機会がほとんど与えられなかったことは、地域業界にとって大きな課題。このような状況に鑑み、受注機会の拡大を目指して、共同受注事業を軸とする事業協同組合を設立する。理解促進の宣伝を行い、団体協約を締結するなど、適正な取引環境の整備を進め、業界の健全な発展と、組合員の経営の安定を図る。

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