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新建新聞社
2026/03/31

【長野】川上村 統合小学校の基本設計まとまる

総延床約4400u規模に縮減へ
 川上村は、第一小学校と第二小学校の統合に向けて整備する「統合小学校」の基本設計を取りまとめ、公表した。2025年5月に新たに設置した建設委員会で計8回の協議を重ねてきたもので、建設費高騰を受けた大幅な計画見直し後の内容が反映されている。
 公表内容によると、事業の見直しにより総延べ床面積は当初計画の約5900uから約4400uへ27%縮減。建設費についても、10〜15%削減を目標に精査を進めるとしている。また、開校時期は見直され30年4月を予定。26年度に実施設計、27〜29年度の3カ年で校舎およびグラウンドを整備する工程とした。基本設計はアーキプラン(長野市)が担当。
 計画の特徴は、「静」と「動」のゾーニングを明確にした点にある。普通教室7室、理科室、図書室、特別支援教室(情緒)などは2階に集約し、落ち着いた学習環境を確保するとともに、移動動線を短縮する配置とした。一方、体育館は校舎北西側に独立配置し、休み時間や放課後も学習空間に音が干渉しにくい計画となっている。
 1階には、事務室・職員室(187.6u)を昇降口そばにレイアウトし、来客対応や児童の登下校の見守りを強化。保健室、特別支援教室、音楽室、多目的室などを配置する。また、保健室の隣に相談室2室を設置し、児童のメンタルケアやプライバシーに配慮した環境を整備する。バリアフリー面では、エレベーターや多目的トイレを複数配置し、車いす利用者や介助が必要な児童にも対応する。
 隣接する川上中学校とは、1階に連絡口と屋外渡り廊下を設置して往来を円滑化。授業数などの運用面から、家庭科室と図画工作室は中学校の施設を併用する計画とした。
 また、今回の公表で新たに示されたのが「放課後児童クラブ」を校内敷地に整備する方針。規模・配置は今後の詳細設計で具体化していく。
 建設費については、総事業費を約39億円で試算していたが、縮減後の精査により最終額を調整していく方針。規模縮減と機能性の両立を図った基本設計を軸に、実施設計・建設工程へと移行する。
【計画概要】
 建設箇所=川上村大深山1218
 施設概要=校舎(RC造2階建て)約3500u、体育館(一部S造)約900〜1000u
 予定工期=27〜29年度
 基本設計=アーキプラン(長野市)

提供:新建新聞社