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滋賀産業新聞
2026/04/02

【滋賀】県湖東農振 木曽地先ため池「木曽池」の耐震化改修

 県湖東農業農村田園振興事務所田園振興課は、計画している多賀町木曽地先のため池施設「木曽池耐震化改修整備」について、今年度早期に詳細設計を発注し、同年度中にも初弾工事に着手する方針だ。
 同整備の総工事期間は約4ヵ年を想定している。総事業費は約3億円を見込んでいる。
 予算を見ると、新年度当初予算で県が県営農地防災事業費39ヵ所計18億6998万円を措置。そのうち多賀町木曽池地区に1億0019万円を充当する。また、多賀町も木曽池耐震対策県営事業負担金として1102万円を計上した。
 木曽水利組合が管理し農業用水などに利用されている「木曽池」は、上流側の小規模な池と、中間の「昭和池」、下流側の最も大きい「昭蓮寺池」―の3連の池で構成。貯水量は3池合わせて約1万1000立方b。老朽化が進み14年度にパスコ滋賀支店で実施した耐震診断を行った結果、要耐震化との判定結果を受け、3池のうち「昭和池」と「昭蓮寺池」の2池のみを対象に耐震化整備を行う方針を決定。同整備はその一環として実施する。
 木曽池は、昭和初期に谷をせき止め築造され、豊富な貯水量と自然環境で農業用水や動植物の生育環境の役割を担う。築造後100年を迎えた近年施設の老朽化がみられ、耐用能力を超える大雨や大規模地震が発生した場合、堤防が決壊し下流に大量の水が短時間で至る可能性が「多賀町ため池ハザードマップ」において指摘されている。過年度、池の下流に県の砂防ダムが整備され想定被害は小さくなったが、池の下流域は名神高速道路や国道306号、工場や宅地があり、依然懸念されている。

提供:滋賀産業新聞