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建通新聞社
2026/04/03

【大阪】関経連など 万博レガシー継承・発展に向け「未来創造会議」を設立

 経済界、国、関西広域連合、大阪府、大阪市のトップから構成し、大阪・関西万博がもたらしたレガシーの継承や最先端技術の実装化・産業化の具体化に向け検討・議論する「未来創造会議」が3月31日に発足した。会議では、万博の成果検証結果などを踏まえ、万博で披露された最先端技術の実装化に向けたプロジェクトの立ち上げや支援方針を決定し推進していく。
 委員長の松本正義関西経済連合会会長はあいさつで「大阪・関西万博で得た成果をレガシーとして守り、次世代に引き継ぐことが最も重要だ。新たなビジネス、文化、芸術の創造・継承に加え、最先端技術の社会実装化、産業化に向けた取り組みをオール関西・オールジャパン体制で取り組んでいく」と会議の趣旨を説明した。
 構成団体は関西経済連合会、関西商工会議所連合会・大阪商工会議所(副委員長)、関西経済同友会、近畿経済産業局、関西広域連合、大阪府・大阪市で、それぞれのトップが会議の委員を努める。
 会議では今後、決定した取り組みを推進する団体として運営委員会を設置する他、新たな法人設立に向けた検討を進める方針だ。

■夢洲の「場の記憶」継承などに向け分野選定へ

 経済産業省が2月に取りまとめた「大阪・関西万博のレガシー展開(案)」を基に、万博を契機に会場内外で披露された技術などの中から、実装化を目指す分野を選定する。同案では、基本方針として▽万博で創られた「つながり」の活用▽万博を契機とした創造活動の深化・展開▽夢洲の「場の記憶」の継承・展開―の3点を柱として掲げている。大屋根リングの残地による記念公園の整備とその初期改修・維持管理(20年程度)や、大屋根リングの外側に配置する「EXPO2025記念館(仮称)」の建設などのハード整備に加え、VRによる体験コンテンツや文化・芸術イベントの開催などのソフト面にも力を入れることとしている。
 今回実装化に取り組む分野は、関西の成長分野や重点投資分野などから、次世代モビリティ、再生医療、カーボンニュートラル、スタートアップの四つを候補に挙げた。カーボンニュートラルに関するプロジェクトでは、ペロブスカイト太陽電池やCO2吸収・固定型コンクリートの他、再エネ水素を使用したメタネーション実証などを踏まえたプロジェクトを想定している。
 5月中旬に予定する第2回会議で実装化に取り組む分野を選定し、それぞれのプロジェクトリーダーや先行プロジェクトの支援方針などを決める。8月上旬に予定する第3回会議で新たなプロジェクト、支援方針を決定する見込みだ。
 ※写真は建通新聞電子版に掲載中

 提供:建通新聞社