京都府は、鴨川河川整備計画「千年の都・鴨川清流プラン」に基づき進めている鴨川河川改修について、桂川合流部〜京川橋付近の完成を受け、令和8年度以降は、京川橋付近〜鳥羽大橋付近において対策に取り組む。
4月2日開催の鴨川フォローアップ委員会に千年の都・鴨川清流プランの進捗状況を報告した。
安心・安全な鴨川を目指し、「河川改修の着実な実施」(▽低水路拡幅▽井堰改修(龍門堰)▽高水敷整備(@仏光寺通〜五条大橋(右岸)A塩小路橋〜東山橋(左岸)B勧進橋上流(左岸)C勧進橋〜京都南大橋(右岸)D鳥羽大橋〜小枝橋(右岸))、「多発する集中豪雨への取り組み」(▽河川情報発信施設等による情報発信の多様化▽洪水予報システムの精度向上)、「経験のない大洪水への備え」(▽洪水安全度のさらなる向上方策検討)、「適切な維持管理」(▽中州・寄州の管理▽河川構造物の点検・修繕等)などを実施済及び実施中。
令和7年度は、河川公共空間の適切な維持管理として、園路整備(北大路橋〜北山大橋、御薗橋〜西賀茂橋)を計画。従来の土系舗装から、透水性高炉スラグ舗装(鉄を製造する過程で発生する副産物の高炉スラグを使用した舗装。自然な色合い、高い透水性、ソフトな歩行性(土系舗装と同等のクッション性))として実施した。
また、桂川合流部〜京川橋付近の完成を受け、令和8年3月14日に鴨川河川改修(京川橋下流)の竣工式を旧龍門堰前で開催した。
令和8年度以降については、京川橋付近〜小枝橋〜名神高速鴨川大橋〜鳥羽大橋付近の1・2qを対象に、低水護岸整備、高水護岸整備などの対策に取り組む方針。
鴨川フォローアップ委ではこのほか、鴨川右岸(三条大橋〜四条大橋間)の園路舗装について、復旧方針を報告した。
現在の舗装状況は、土系舗装の表層が流出し、部分的にコンクリートが露出している状況。
三条大橋〜四条大橋間については、@鴨川の中でも特に利用者が多いA床の設置、撤去のために大型車両が通行するB増水時に園路上を水が流れる頻度が高い−といった特徴があることから、他の区間よりも耐久性が必要とした。
今回の復旧方針としては、@舗装種別(三条大橋〜四条大橋間)の特徴から、景観性、歩行性、維持管理性、施工性に加えて、耐久性も重視し、舗装種別を決定するA園路形状(舗装の改修を目的とするため、園路の幅員や線形は現状のままとする)Bコンクリート基礎部分の再利用(コンクリート基礎部分は、健全な状態であるため、再利用する)。
舗装表層材について、(1)洗い出し平板ブロック舗装(2)自然石(3)石畳み風舗装の3点のイメージ図と施工性、特徴を挙げ、比較検討の結果、洗い出し平板ブロック舗装とする方針。
洗い出し平板ブロック舗装の特徴は、▽コンクリート等の素材で作られた平板を使用した舗装▽素材や色、表面仕上げの選択肢が豊富で、デザイン性や景観性を持たせることができる▽三条大橋や四条大橋の周辺で使用されている素材であり、統一のとれた印象となる▽経年劣化により、部分的にガタツキが発生する可能性はある▽平板で歩きやすく、雨天時でも滑りにくい▽破損時には、部分的な補修が可能。