横浜市は4月7日、PFI手法での建て替えを計画している野庭住宅(J街区)と洋光台住宅(C―1街区)について、事業者選定に伴う総合評価一般競争入札をそれぞれ公告した。予定価格をいずれも事前公表し、再公告となる野庭住宅は2025年1月の公告時と比べ約25億円増の税込み169億2824万6000円でWTO政府調達協定の対象。洋光台住宅は27億2690万3000円に設定した。
野庭住宅は港南区野庭町に位置し、全11街区・88棟で構成する市営住宅。このうち今回入札するJ街区(敷地面積2万5248平方b)は1975年に完成した鉄筋コンクリート造5階建ての住棟12棟・380戸で構成。PFI手法のBOTa方式で南側を新築住宅などの用地として計370戸を整備し、北側には面積約5000平方bの余剰地を創出する。
事業者選定に向けて6月9〜12日に参加申込を受け付け、7月8〜10日に入札。ヒアリングやプレゼンテーションを経て9月に落札者を決める見通し。2027年2月の契約締結を目指す。
27年度内に仮移転して、28年度に既存住宅などを解体。32年度に新築住宅を完成させ、本移転を終える計画。その後、10年間の維持管理を任せて43年3月31日までの約16年間を事業期間とする。
当初入札では予定価格を税込み143億9060万7000円と見積もって事前公表した。しかし、入札辞退届の期限までに全グループが辞退。再入札に向けて予定価格や事業内容の見直しを進めてきた。
一方、洋光台住宅(磯子区洋光台5ノ5)は敷地をA〜C街区の三つに分けて既存棟を建て替えるうち、今回は「C街区―1」(敷地面積約4584平方b)にPFIのBTa方式を採用する。
1972年度に完成した鉄筋コンクリート造5階建ての19棟・20号棟が対象。総延べ床面積は3666平方bで、住戸数計70戸。
入札に当たり7月7〜10日に参加申込を、9月16〜18日に入札提出書類を受け付ける。ヒアリングとプレゼンテーションを審査して、12月に落札者を決定。27年6月の契約締結を予定している。
建て替え後の最低整備戸数は75戸とし、この基準を上回る提案を事業者に求める。2028年度の既存住宅解体、30年度の新築完成・本移転完了を目指す。事業期間は31年3月末まで。
提供:建通新聞社