国土交通省の令和8年度当初予算にかかる事業実施箇所の公表を受け、近畿地方整備局は8日、同局関係の令和8年度予算の概要を公表した。
直轄事業費に2886億円、補助・交付金事業費に7151億円の合計(配分対象事業費)1兆0037億円と、国庫債務負担行為(ゼロ国債)に514億円を充て、総額1兆0551億円規模。
京都関係の主な新規事業をみると、補助事業で淀川水系安祥寺川大規模特定河川事業、直轄事業の営繕事業で下京税務署建築工事を盛り込んだ。
淀川水系安祥寺川大規模特定河川事業には、事業費約1億円を充てる。
安祥寺川は、京都市内の住宅密集地を流下しており、流域内にはJR東海道本線、京阪京津線や京都市営地下鉄東西線がある。平成25年台風18号洪水(1/10)で、床上14戸、床下77戸の浸水被害が発生した他、溢水した水が地下鉄構内に流入し、京阪京津線及び地下鉄東西線が運休する被害が発生した。
平成29年に整備計画を変更(安祥寺川(1/10)を追加)して改修を進めてきたが、近年も令和3年8月豪雨でも溢水し、地下鉄東西線が再び運休している。
同事業により、地下河川(管渠工)を整備し、平成25年台風18号洪水に対して浸水被害解消を図る。事業区間はL500m。
下京税務署の移転新築計画
木材利用し官庁施設整備 下京税務署建築工事については、事業費計上は無し。官庁施設の木造化・木質化に用いる技術基準類の整備を進め、広く情報提供等を行うとともに、直轄の官庁営繕事業において木材を利用した官庁施設の整備を積極的に推進する。
下京税務署(京都市下京区間之町五条下ル大津町8)は、同じ下京区の元堀川警察署跡地の国有地部分に移転新築される。
「下京税務署建築工事」計画によると、下京区猪熊通五条上る柿本町690の敷地1363・53uに、W造・S造・RC造6階建、延5320・56u(建築面積1043・49u)の庁舎を建設する。建築物の高さは27・90m。
着工は令和8年10月1日、完成は10年6月30日を予定。
設計は梓設計関西支社(大阪市北区)。
国土交通省が各省庁と財務省に送付する「各省各庁営繕計画書に関する意見書」(個別意見)の令和8年度分(令和7年9月公表)の内容によると、庁舎(RC+W−7、5523u)、自転車置場(W−1、50u)は計画額0、全体計画額36億0229万8000円(ゼロ国債活用含む)、計画工期は令和8〜10年度。