富山県建設業協会は10日、黒部市の桜井高校で、土木科生徒の保護者との意見交換会を開催した。
協会では若者の入職促進を図る事業の一環として、2015(平成27)年度から建設系学科がある県内高校で、保護者との意見交換を例年実施。地域建設業の役割や現状、若手建設技術者の仕事内容をPRしている。
この日は土木科3年生の保護者14人と生徒25人、協会から常任理事入善支部長の高村克宏共和土木代表取締役、川口歳則入善支部事務局長、岩元孝貴主事、同校OBの若手技術者から、桜井建設の長島岳大氏と大高建設の藤田駿氏が参加。
冒頭、高村支部長が建設業の動向などを交えてあいさつし「災害発生時は、地元の建設会社が一番活躍している。地元になくてはならない会社で、地域住民の安全・安心を支えている。冬場は除雪も行い、地域貢献などやりがいのある仕事」と述べ、「ホワイトカラーの仕事は、ほとんどAIに取って代わられると言われている。ブルーカラーの仕事はAIに代替されない安定性、早期のキャリア形成が魅力で、アメリカでは人気が急上昇している」と説明。さらに、「建設業の仕事は大変やりがいがあり、地域の方々から感謝され、貢献できる仕事。ぜひ建設業を将来の就職先の一つに選んでほしい」と訴えた。
続いて、岩元主事がリーフレットを基に建設業の現状を説明。新4Kなど、働き方改革が進められていることを強調したほか、協会が行っている支援状況などを紹介した。
その後、同校OBの2人が建設業のやりがい、今後の目標などを発表。入社7年目の長島氏(24)は「建設業のやりがいは達成感もありますが、人とのつながりが一番の魅力と思っています。この業界は天気に左右されることもありますが、基本的に土日は休み。今後は、一級土木施工管理技士の資格取得を目指しています。各建設企業のインスタグラムなどを見ていただくと、会社の中身とかが良く分かると思うので、ぜひ参考にして下さい」と語った。
入社3年目の藤田氏(20)は「建設業の魅力は、やりがいをしっかり目で見て感じられること。休みは多く、休日も充実しています。今後は、国土交通省の砂防堰堤工事の仕事に就くことになっており、しっかりこなしたいと思っています。弊社では、インスタグラムなどで建設業のリアルな状況をお伝えしている。建設業に少しでも興味を持ってもらえれば」と話した。