トップページお知らせ >地方ニュース

お知らせ

地方ニュース

西日本建設新聞社
2026/04/17

【熊本】嘉島町役場に県内最大級の雨庭 県造園協施工

 嘉島町役場の敷地内に、新たな地下水涵養のモデルとなる県内最大級の「雨庭」が完成した。技術面からの普及・拡大を目指す熊本県造園建設業協会(吉井栄朗会長)の設計・施工。10日、現地に関係者を集めて式典が開かれた。
 設置場所は庁舎東側の池があった部分。最近では水が張ってなく雨水が溜まっている状態だっため、底のコンクリートを剥ぎ取り、雨水を貯留する窪地や、四季を楽しめる花木などを配した庭園として再整備した。
 延べ面積約260平方bで、貯留部分(窪地)は約100平方b、平均深さ14a。集水面積は、雨庭とその周辺部、役場庁舎の屋根を含めた約700平方bで、約14dの貯留能力があるという。
 式典で鍋田平町長は「町民に末永く愛され、豊富できれいな地下水を未来へ繋ぐ礎となることを願う」と挨拶。産学で雨庭普及に取り組む熊本ウォーターポジティブ・アクションの島谷幸宏プロジェクトリーダー(熊本県立大学特別教授)は「町の協力で、地下水低下を食い止める一歩が踏み出せた」と喜んだ。
 施工した県造協の吉井会長(三共緑地建設)は「付加価値をもった新しい庭園が作庭できた。今後も(協会内の)グリーンインフラ研究会を中心に、雨庭の普及・施工に尽力していきたい」と意気込んでいた。
 町は今後、雨庭の涵養効果を調査・研究し、HP等で情報発信していく方針。2030年度までに雨庭関係の補助制度も創設する考えだ。

提供:西日本建設新聞社
公式フェイスブックページ:「記者 建設探訪