県内の高規格幹線道路の整備のうち、本県関係の4道路には134億5000万円を投入する。南九州西回り自動車道の阿久根川内道路では、阿久根市と薩摩川内市側に続き、3区間目となる湯田西方で工事に入るほか、東九州自動車道の日南・志布志道路は大迫大道地区改良、油津・夏井道路では橋梁下部工に着手する。17日、鹿児島市のマリンパレスかごしまで開かれた県高規格幹線道路建設促進協議会(会長・塩田康一知事)の総会で担当事務所長が説明を行い、各計画が着実に進んでいることが示された。
南九州西回り自動車道のうち、阿久根川内道路(26億円)は九州地方整備局鹿児島国道事務所が担当。湯田西方〜薩摩川内水引間では湯田トンネルの工事用道路が完成。阿久根〜西目間は跨道橋上部工、西目橋下部工に着手する。
大川〜湯田西方間では、薩摩川内市と阿久根市の土地開発公社、国の計3者が用地買収を推進。26年度から湯田西方の改良に入る。
八代河川国道事務所は芦北出水道路(54億円)を施行。水俣〜出水間(16.3km)の28年度の全線供用へ橋梁や土工等を継続する。
このほか、東九州自動車道の本県区間は大隅河川国道事務所が担当し、日南・志布志道路(40億円)の大迫大道地区に着手。志布志IC周辺では県道と市道の迂回路の整備に続き、市街地部函渠を開削+親杭構矢板アンカー工法で行う。平田遼所長は「4、5年程度はかかるのでは」と見通しを示した。
油津・夏井道路(14億5000万円)は工事用道路の整備を進んだ区間から改良等を進め26年度、初めて橋梁下部工に入る。
■NEXCO担当区間
霧島スマートIC用買着手
4車線化は、西日本高速道路九州支社(NEXCO西日本)が担当。優先区間に指定されている末吉財部IC〜国分IC間(22.5km)で、対面通行区間は18km。このうち、24年度から着手した事故集中箇所の国分パーキングエリアから7・1km先にある付加車線区間までが対象。土工3・6km、橋梁1・7km、トンネル1.6kmで構成する。
主な構造物のうち、トンネルは小平(462m)、赤松(210m)、五戸口(558m)、薄木(410m)、蓑掛(190m)の5本。橋梁は橋脚高40mを超える国分川原橋(1146m)、橋脚高が50m超える仁田原川橋(370m)等がある。26年度は詳細設計を進める。
鹿児島道路の付加車線設置(2.3km)は、神之川橋(655m)と牧之角橋(228m)の上部工を発注済みで土工(1.4km)は概成。
隼人東と国分間で霧島スマートIC(仮称)の接続方式は本線直結型、運用方法はフル方向。3月に都市計画道路事業の認可告示があり今後、地元説明会を開催し、用地買収に着手する。