さいたま市は2027年度までの2カ年を充て、さいたま新都心駅から新庁舎まで接続する予定の歩行者デッキに関する詳細を詰める。デッキ整備の実施設計と地質調査を一括する予定で、担当課としては5〜6月にも業務委託したい考えだ。設計をまとめた後、新庁舎側の進捗を踏まえながらデッキ側の整備時期を探っていく格好となる。
さいたま新都心駅周辺に新たな庁舎を移転整備する計画が進んでいるため、別途で新庁舎と接続する歩行者デッキの整備計画をまとめる。新庁舎側のスケジュールは現状で▽26年度=事業者選定▽27〜30年度=設計・工事▽31年度=移転・供用―とする見通し。
現況のデッキはさいたま新都心駅から、駅と直結する商業施設(コクーンシティ)内を通過する形で伸びている。その終端部分からデッキを延伸して、新庁舎まで続く約180m分を整備する計画となっている。
デッキの有効幅員は、現況設備と合わせて約4mとする予定だ。デザインまで現況設備を踏襲するわけではなく、緑を積極的に取り入れる新庁舎側の意匠と調和を図った設備となるよう検討する。
現状の想定ではデッキを延伸する計画のため、駅からデッキを通過して新庁舎へ行くためには駅前と商業施設を迂回する格好となる。デッキ終端から延伸して、県道56号線と高沼遊歩道などを越えて新庁舎に接続するイメージだ。
過去には直接的に駅と新庁舎をつなぐデッキを新設する方向も検討したが、費用面を考慮すると現況デッキを延伸する方向が最適とみている。
デッキ整備に当たっては用地取得が発生しない想定だが、現況デッキの管理者は公共(駅側)と民間(商業施設側)が混在しているため、整備計画は関係各所と連携しながら具体化を図る。
費用は当初予算で「さいたま新都心にぎわい創出事業」として総額2億379万5000円を確保しているほか、実施設計など委託費1億2600万円を27年度までの債務負担行為としている。
提供:埼玉建設新聞