国土交通省が公表した下水道管路の全国特別重点調査の2月末結果によると、大阪府内で診断結果がまとまった579・7`のうち、21・1%に当たる122・6`が管路の改築や補修などの対応が必要と判定された。このうち、1年以内に速やかな対策が必要な「緊急度T」の要対策管路と判定された管路延長は全体の3・6%となる21・2`となった。
特別重点調査は、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け、設置から30年以上が経過した管径2b以上の下水道管路を対象に行われた。要対策管路は、原則1年以内に対策が必要な「緊急度T」と、応急措置を講じた上で5年以内の対策を求める「緊急度U」の管路に分けられる。
■大阪府流域で5・8`が緊急度T
府内の特別重点調査の対象延長は、優先実施箇所が160・2`、それ以外が482・1`の計624・4`。2月末時点で、優先実施箇所の99・3%(159・2`)、それ以外の管路は87・2%(420・5`)の診断が完了している。診断結果がまとまった府内全体の延長のうち、「緊急度T」の要対策延長は計21・2`、「緊急度U」は計101・1`で、要対策管路の総延長は122・6`となった。
大阪府流域では、調査対象の全域で調査を完了。優先実施箇所の対象となった103・1`のうち3・7`、それ以外での0・01`が緊急度Tの要対策管路となった。緊急度Uの要対策延長は、優先実施箇所で36・4`、それ以外は0・9`だった。
大阪市は、優先実施箇所の対象延長が25・2`、それ以外が202・9`あった。このうち緊急度Tの要対策は2`、優先実施箇所以外では3・8`となり、緊急度Uの要対策は優先実施箇所で5・8`、それ以外で41・6`だった。
■緊急度Tの要対策は守口市が最長
特別重点調査を実施した府内自治体の中で、緊急度Tの要対策延長は守口市が最長となった。同市は調査対象となった延長11・2`で診断を完了しており、このうち41・8%に相当する4・6`が緊急度Tの要対策となった。
この他、要対策管路がある区間では空洞調査を実施し、堺市(優先実施箇所)と和泉市(優先実施箇所以外)の2カ所で空洞が確認された。空洞については全て対策済みとなっている。
※表は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社