神奈川県内広域水道企業団は、2026年度から5年間の実施計画の期間内で、老朽化した管路の更新に向けた代替ルートの敷設を6路線で進める。新たに鷺沼〜牛久保給水地点間と小雀調整池〜稲荷給水地点間の2路線の設計を開始するとともに、上粕屋〜南金目給水地点間と綾瀬浄水場〜本郷給水地点間、鷺沼〜牛久保給水地点間の3路線で工事に着手する。いずれもシールド工事となる想定だ。
綾瀬浄水場〜本郷(海老名市)給水地点間は27年度から30年度までの4カ年かけてシールド工事を行う。新設する送水管の延長は約2000b、口径は1350_。綾瀬浄水場内に発進立坑、本郷給水地点に到達立坑を設け、伊勢原浄水場からの既設の送水管につなぐ区間を経て到達立抗を置く。詳細設計はサンコーコンサルタント(東京都江東区)がまとめている。
完成後は綾瀬浄水場から本郷給水地点に水を送ることになるため、綾瀬浄水場の既設の送水ポンプ所の建屋の中に「本郷系送水ポンプ」を整備する。綾瀬〜本郷間の送水管と同様に30年度の完成を目指す。基本・詳細設計はNJS(東京都港区)が担当する。
上粕屋(伊勢原市)〜南金目(平塚市)給水地点間では将来的な寒川浄水場の廃止に向けた増強、老朽化対策としての管路の二条化を目的に、延長6200b、口径1350_の送水管を整備する。詳細設計は日建技術コンサルタント(大阪市中央区)と東京設計事務所(東京都千代田区)がまとめた。
発進立坑の位置が固まっていないためルートが変わる場合には設計を見直す可能性があるが、計画通り用地が取得できれば28年度から33年度にかけてシールド工事を進める想定だ。発進立坑から両発進で整備する。
鷺沼(川崎市)〜牛久保(横浜市)給水地点間は発進、到達立坑の用地の調整を進めており、順調に進めば26年度中の設計の入札公告を目指す。延長は1500b程度、口径は1000_。工事期間は29年度から33年度までを想定する。
小雀調整池(横浜市)〜稲荷(藤沢市)給水地点間は30年度に設計に着手する予定。延長はルートが決まっていないため検討中だが、この他の路線と同様にシールド工事となる見通しだ。
この他、上鶴間(座間市)〜下鶴間(大和市)給水地点間は30年5月まで、相模原浄水場〜当麻(相模原市)給水地点間は31年3月までの工期で工事を進めている。
提供:建通新聞社