日本補償コンサルタント協会北陸支部富山県部会の第41回通常総会が23日、富山市のホテルグランテラス富山で開催され、任期満了に伴う役員改選では、鷲北慎一県部会長(北建コンサル)を再任した。
会員24社のうち、委任状6人を含む24人が参加。冒頭、鷲北県部会長があいさつし、「能登半島地震から2年が経過。本格復興への工事が多数発注され、多くの予算が振り分けられた。工損事前調査業務の発注が増えたが、他の調査業務の発注は少なかった印象がある。予算と人的資源が限られる中、仕方のないことだが、今年も業務量の確保を強く要望していく。令和7年度末の終了を予定していた公費解体業務は、今年度も氷見市と高岡市で継続となっており、年度内完了に向けて進めている」と説明。
さらに、「今年度から補償業務管理士受験資格等が緩和され、共通科目研修が廃止となった。経験年数の少ない技術者の資格取得へのモチベーションを上げる良い方策。損失補償算定標準書も改正され、熱中症対策費用の追加や立竹木調査の毎木調査では「原則として」の記述が削除された。現場の作業時間短縮、害獣対策など、近年の作業環境問題が影響していると考えられる。今後も皆様とさらに研さんを積み、起業者の期待と信頼に応えるべく努力を重ねたい」と述べた。
来賓を代表し、同協会の青木敬太郎北陸支部長が「能登半島地震、奥能登豪雨の災害から2年が経過。北陸地方整備局との災害協定に基づく派遣要請への対応では、繰越制度により、現在も権利調査や用地測量、物件調査などの対応を継続して頂いている。日本補償コンサルタント復興支援協会の公費解体業務は、皆様のお陰で公費解体が進み、各自治体が目標としていた復興への節目を迎えることができた」と話し、「北陸支部ではニーズに適時適切に対処すべく、改めて公共事業における「補償の専門集団」としての役割、加えて補償コンサルタントの存在意義も示しながら、誠心誠意取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。
議事では、2025年度の事業報告と収支決算を承認したほか、26年度の事業計画と収支予算を報告。役員改選も行った。事業計画では、会員相互の資質向上に関する事業として、技術委員会の拡充強化や独禁法等の講習、研修見学会のほか、補償コンサルタント業務の啓蒙宣伝に関する事業、起業者との連絡協力・建議に関する事業などを実施していく。
部会長を除く役員は次の通り(敬称略、(新)は新任)。▽副部会長=碓井康博(昇進、碓井コンサルタント)▽幹事=村岡清孝(国土開発センター富山支店)、雄川薫雅(雄川コンサルタンツ)、(新)河崎裕(上智)、沙魚川あかね(建設技研コンサルタンツ)、榮知之(北陸コンサルタント)▽監事=大代武夫(大代設計)▽相談役=青木敬太郎(舘下コンサルタンツ)、(新)喜多克己(北陸用地補償富山支店)