日本建築家協会(JIA)北陸支部富山地域会(徳田義弘会長)の2026年度第39回通常総会が25日、富山市の富山国際会議場で開かれ、役員改選では新会長に西野晴仁氏(福見建築設計事務所)を選出した。
正会員43人のうち、委任状5人を含め27人が出席。冒頭、徳田会長があいさつし、「日本、世界で建設資材がなくなりつつある。良い建築を生み出すためには、無駄な戦争は早く止めてほしい」と述べた上で、昨年度の主な事業や活動状況を振り返り、「たくさんの活動を行うことができ良かった」と述べた。
議長に原英高氏を選任後、議事に入り、25年度の事業報告と収支決算、役員改選、26年度の事業計画および収支予算を審議し承認した。
会長を退任した徳田氏は、「人と人の交流が大変大切なことを学んだ。一番思い出に残るのは能登半島地震。復旧・復興に向けて建築3会で一生懸命にやってきたが、これからも頑張っていきたい」とあいさつ。
西野新会長は、「私がJIAに入ってから四半世紀以上が経ったと思うが、設計のやり方が随分と変わり、色々と考えさせられることもある。先代の会長が続けてこられたことを踏襲し、和気あいあいと楽しい会になるよう盛り上げたい」との抱負を述べた。
さらに、西野会長は、26年度の活動方針に「富山における安全で快適な居住空間の実現、持続可能な地域環境の形成、公共的価値を高める建築文化の創造を目指す」を挙げ、(1)地域連携・広報・災害対応(2)市民交流・建築文化普及(3)教育研究・脱炭素・人材育成−の各事業、復興関連事業に取り組むと説明した。
各部会の活動では▽地域会交流部会=総務、広報・交流活動、災害対策活動▽市民交流部会=建築フォーラム、会員作品講演会、次世代の建築家育成▽教育研究部会=とやまデザイン講座、技術フォーラム、準会員活動−を予定している。
会長以外の役員は次の方々(敬称略)。▽副会長=酒井武志、種昴哲、塚本英明▽幹事=榎一雄、近江清志、神田謙匠、熊谷猛、地田正和、中井基博、中本尚、矢後勝▽監査=青山善嗣、濱田修▽参与=徳田義弘、水野敦▽顧問=堂田重明
総会後には、写真家のイナガキヤスト氏による記念講演「富山という場所が教えてくれること」も開かれた。