東北農政局は、八郎潟農業水利事業で行うA1−2幹線用水路の建設工事をWTO案件として公告した。延長1,690.61m規模(FRPM管5種・φ2,200)で更新する。開札予定日は7月29日で、工期は令和10年11月。A1−2幹線用水路は、大潟村南の池入植記念公園の南側を東西に横断する用水路で、今回が初弾工事。今後は南側のF2幹線用水路も集中的に発注する予定で、その9工事を5月以降、その10・その11工事をそれぞれ6月以降に公告する。
WTO案件として28日に公告したA1−2幹線用水路の工事(概算20〜30億円)では、上流工区(L1,291.61m)と下流工区(L399m)を設定して既設管を更新するほか、通気施設や分水施設も整備する。7年11月には、A1−3幹線用水路建設工事(新設部分、L1,248.09m)を日本国土開発と契約。大潟村の中心地から東西に走る既設のA1−3幹線用水路と、今回発注するA1−2幹線用水路を南北で繋ぐ幹線用水路を、令和10年3月の工期で新設する。
また、集中的に工事を進めているF2幹線用水路は、事業区域の最南端(八郎潟調整池側)にあるF2用水取入口から、区域中央部を縦断する中央幹線排水路につながる幹線用水路。5年度に着工し、南側(上流側)から整備を進めている。
7年度はその4〜その8工事を推進したほか、2カ年工事のF2幹線用水路建設工事(アイサワ工業)も発注。今年度はF2建設の2年目を進めるほか、北西側(下流側)に向かってその9工事(FRPMφ1,100〜900、L700m、概算2億7,000万円〜4億円)を本局から5月以降に公告する予定。
6月以降は、さらに下流側(中央幹線排水路側)となるその10工事(FRPMφ900〜800、管水路L300m、概算1億1,000万円〜1億6,000万円未満)、その11工事(FRPMφ80、管水路L300m、概算工事費同)を6月以降に八郎潟農業水利事業所から公告。これらの工事が終わればF2幹線用水路は概成する。
なお、業務委託では今年3月に現場技術推進調査その1(秋田県土地改良事業団体連合会)、同その2(日本振興)、水質モニタリング調査(建設技術研究所)を委託。5月18日には公募型プロポーザルの生態系モニタリング調査も開札する予定。
全体計画は、老朽化が進む延長93,600mの幹線用水路(開水路L14,000m、パイプラインL79,600m、33路線)の改修をメインに、取入口5カ所、延長11,000mの幹線排水路等の改修、水管理施設の新設などを行うもの。総事業費は488億円、事業期間は24年度まで(施設機能監視3年含む)。
提供:秋田建設工業新聞社