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日本工業経済新聞社(埼玉)
2026/05/13

【埼玉】さいたま市、道の駅周辺の活用調査へ

 さいたま市は宮ヶ谷塔4丁目地内で計画している道の駅整備事業と連動して、周辺地域(宮ヶ谷塔2・4丁目)活用の検討調査に着手する。かつて「食肉市場」整備予定地としていた敷地などを活用することで、道の駅と相乗効果を発揮できる計画を模索する考え。周辺地域は産業集積拠点の候補地にも選定されているため、地域活性化に寄与する導入機能や整備手法などをゼロベースで検討していく見通しだ。
 道の駅は見沼区宮ヶ谷4丁目の敷地約5・1haに整備する計画。以前はその近接地に「食肉中央卸売市場・と畜場(食肉市場)」移転整備を計画していたが、現在は食肉市場の移転整備を中止して、道の駅を単独整備する方向となっている。
 道の駅整備と連動した周辺地域活用に向け、本年度から基礎的な方針検討に入る格好となる。現段階で活用の方向性が定まっていないため、様々な方向を模索するための材料を揃えるイメージ。本年度内に土地利用計画をまとめることが業務の目標となっている。
 調査業務は道の駅周辺の約26haが対象。食肉市場の整備予定地だった敷地と、産業集積拠点の候補地に選定している場所などが範囲となる。
 現地調査などを踏まえて地域需要などを把握して、現実的かつ実現性が高い機能の導入を図る。検討の方向性としては、地元産品の加工・販売、農業振興、観光振興、地域活動支援など地域活性化などを視野に入れ、複数の選択肢を抽出する見込み。道の駅本体との連携と補完が確保される点を念頭に置く。
 整備手法も検討対象。官民連携における様々な手法を整理して、導入が期待できる手法を洗い出す。導入する機能の具体化と、民間事業者の参画可能性を把握するためのヒアリング調査にも取り組む見通しだ。官民連携だけでなく、土地区画整理事業や公共主体による直接整備なども検討対象に組み込んでいる。
 道の駅側(宮ヶ谷塔4丁目)と食肉市場側(宮ヶ谷塔2丁目)は国道16号を挟むため、両地域を渡る際の歩行導線が分断されている状態。地域回遊性を高めるために歩行者デッキなど立体的な移動方式の導入も視野に入れており、本年度内に導入可能性に関する概略検討をまとめる。
 道の駅については33年度内の開設を目指して計画を進めていく。当面は用地取得、民間活力導入可能性調査、基盤整備の実施設計などを実施する予定だ。用地取得については主に27〜28年度を充てる予定で、本年度は土地鑑定や路線測量、用水切り回しの検討などを行う見通しだ。

提供:埼玉建設新聞