国土交通省中部地方整備局は、狩野川放水路分流堰の改築や狩野川放水路の改築などを盛り込んだ「狩野川水系河川整備計画(大臣管理区間)」を策定した。気候変動で激甚化・頻発化する災害に対応するため、70年に1度程度の規模の洪水を安全に流下させる計画としており、流域の洪水調節機能として毎秒2700立方b、河道の分配量として毎秒3600立方bの確保を目指す。
2025年8月の狩野川水系河川整備基本方針改定を受けて河川整備計画を変更したもので、洪水調節機能確保、河川空間の利用、河川環境の保全・創出など、おおむね30年間の具体的な整備内容を示している。
狩野川放水路分流堰(伊豆の国市墹之上)では、既設の固定堰部分を切り下げることで、放水路への分派量を増加させる。伊豆の国市墹之上〜沼津市口野を結ぶ延長約3`の狩野川放水路では、流域全体の治水安全度向上を図るため、既設の放水路改築を含め、狩野川流域内で毎秒2700立方bの洪水調節機能の確保について、調査・検討の上で実施する。
この他、高さや幅が不足している堤防の整備、河道掘削・樹木伐開を伊豆市や伊豆の国市、清水町、長泉町、三島市、沼津市などで行う。また、黄瀬川大橋(沼津市大岡〜清水町長沢)などの横断工作物改築、四日町排水機場(伊豆の国市四日町)の排水機能強化、洪水・高潮の被害をできるだけ軽減するための河川防災ステーション整備などを計画している。
(提供:褐囃ハ新聞社)