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北陸工業新聞社
2026/05/19

【富山】能登の復興支援継続を/JIA北陸支部が総会開く/富山で大会

 日本建築家協会(JIA)の「北陸支部大会2026in富山」が16日、富山市の富山市民プラザで開催された。
 このうち、北陸支部の通常総会では、事業計画として能登の復興支援を継続するほか、会員の拡大や新資格制度の創設に対する協力などに取り組むことを決めた。
 総会には正会員109人のうち、委任状18人を含め50人が出席。JIA本部の佐藤尚巳会長、次期会長予定者である松山将勝氏も参加した。
 冒頭、浦淳支部長があいさつし、「昨年も地域会ごとにユニークな事業に取り組んでいただいた。新入会員の加入は苦戦しており、会員の年齢も少しずつ上がっている。新しい会員を掘り起こすことも必要だが、人生100年時代であり、健康に気を付けて長く会に参画してほしい」と述べた上で、「北陸支部の事業では子供から高校生まで、いろんな世代に対し次世代の教育に取り組んでいるのが特徴。今年も大切にしていく。本日は、皆さんといろんな議論をしながら楽しい一日にしたい」と話した。
 議長に富山地域会の徳田義弘氏を選出後、各議案を審議し、25年度の事業報告および収支決算、26年度の事業計画並びに収支予算を承認。新任役員として、副支部長に西野晴仁氏(富山地域会)、幹事に塚本英明氏(同)、監事に徳田義弘氏(同)を選出した。
 浦支部長は事業計画について、「地域に根ざした建築文化の継承と創造」を基本理念に、これまでの取り組みをさらに発展させ、支部内の連携強化と北陸支部独自の事業展開を進めると強調。
 さらに、重点方針として(1)能登の復興支援を継続し、建築的視点から文化と生活の再生に寄与する(2)三地域会の連携を深め、支部全体の一体感と活動力の向上を図る(3)若手建築家や学生との接点を広げ、次世代育成とネットワーク形成を推進する(4)AI・BIM等の新技術への対応や支部の将来像の検討など、現代的課題に柔軟に取り組む(5)JIA本部で進められている新資格制度の創設に対し、支部として協力し情報共有を図る−を挙げた。また、「のとボイス」への主体的な参画、地域会相互の事業参加促進、北陸の建築家の連携と発信を見据えた支部独自事業の展開も検討するとの考えを示した。

優秀賞に澤田、小島さん/卒業設計コンクール選考会

 総会の終了後には、対話集会「松山将勝新JIA会長と佐藤尚巳前JIA会長との交流会」のほか、JIA全国学生卒業設計コンクールの北陸支部公開選考会、講師にHOME FOR ALLを招いた基調講演会「能登のみんなの家」の現在、JIA新人賞講演会「連続のなかで」(講師=玉田誠氏)、懇親会がそれぞれ行われた。
 このうち、卒業設計コンクールでは、富山大学の澤田羽衣さんの「鯨の劇場〜都市の中における人の自由なふるまいと人との繋がりを生み出す演劇空間〜」、同じく富山大学の小島明翔さんのThe In‐Between−「人と人の関係性から形成される場」を醸成する空間の提案−が優秀賞を受賞。北陸支部代表作品として全国コンクールに進む。
 支部表彰となる敢闘賞には、金沢工業大学の長谷川航洋さんの「町の名は、−地名の由来から、まちの固有性を伝える建築−」が選ばれた。なお、公開選考会では発表と質疑応答を経て、審査員が選定。表彰式の後、参加者全員で記念撮影も行われた。

hokuriku