阪急電鉄は、2026年度鉄道事業設備投資計画を公表した。25年に発表した長期経営構想に基づくもので、総額420億円の設備投資を実施する。神戸線の武庫川新駅や京都線の摂津市駅付近の連続立体交差事業の工事に着手する予定の他、なにわ筋連絡線、新大阪連絡線の計画の具体化を進めていく。
■摂津市駅付近連立は3JVが施工担当
連続立体交差事業では、08年から着手している京都線の淡路駅付近の工事を継続する。同じく京都線の摂津市駅付近は本年度から鉄道工事に着手するとしている。事業延長は約2・1`。施工者は、1工区(摂津市庄屋〜坪井踏切間)を鹿島と鉄建建設のJV、2工区(坪井踏切〜産業道路踏切間)を西松建設とハンシン建設のJV、3工区(産業道路踏切〜茨木市丑寅間)を大林組とフジタのJVが担当する。
神戸線に新設する武庫川新駅は武庫之荘駅〜西宮北口駅間にある武庫川橋梁上に設ける予定。武庫川を挟んだ尼崎市と西宮市と共に進めていき、本年度に工事着手する。施工者は未定としている。
大阪梅田駅では今年1月から実施しているリニューアル工事を進めていき、梅田ビジョンに基づく「芝田1丁目計画」の展開につなげていく。
■土砂災害対策で法面補強や高架橋の耐震補強も実施
自然災害への対応としては、大雨などによる土砂災害対策として、法面補強工事を3カ所で実施する。高架橋の柱の四方や単面に鋼板で補強する耐震工事を本年度は4カ所で行う。
その他、35年度の全駅整備完了を目指して、ホーム柵の設置を進めていく。本年度は園田、塚口、武庫之荘、豊中、雲雀丘花屋敷、桂、烏丸の7駅16番線に可動式ホーム柵、上桂、松尾大社、嵐山の3駅6番線に固定式ホーム柵を設置、供用開始する予定。
※イメージ図は建通新聞電子版に掲載中
提供:建通新聞社