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建通新聞社四国
2026/05/26

【香川】県 下半期に椛川ダムの小水力発電所整備

 香川県は、椛川ダムへの小水力発電所整備工事を下半期に発注する予定だ。詳細設計は建設技術研究所四国支社(高松市)が担当しており、8月末までに完了させる。 
 場所は高松市塩江町安原上東地内。発電所はダムの下流側に整備する予定。同工事費として、2026年度当初予算に小水力発電施設整備事業費2100万円を計上している。25年度から国のダムメンテナンス事業に関する補助金を活用している。
 脱炭素化に向けた取り組みの一つとして、椛川ダムに小水力発電所を新設する。発電した電気は、主に同ダムの管理事務所内で活用することで二酸化炭素の削減を図る。余剰電力は売電する予定としている。 
 22年度に県内16カ所のダムで導入可能性調査を実施した。その後、代表的なダム3カ所に絞り、23年度に内場ダム、24年度に吉田ダムで検討を行った。
 小水力発電所を設置するには一定のダム高低差と放流量が必要となる。そのため、発電効率が容易であり、生産性が見込めるとして椛川ダムを県内初の小水力発電所の整備地に決めた。 
 椛川ダムは23年3月に建設された重力式コンクリートダム。堤高が88・5bと県内で最も大きく、堤頂長は265・5b、総貯水容量は約1056万立方b。洪水調節、流水の正常な機能の維持、水道用水に加えて「異常渇水などの緊急水補給」といった目的を持つ多目的ダムとなっている。異常渇水時の貯水容量は336万dに及ぶ。
 なお、他のダムへの小水力発電所整備については現時点で考えていない。

提供:建通新聞社