今春、滋賀県県土整備部長に就任した森川博邦氏に、県土整備行政について話を伺った。
―部長就任おめでとうございます。早速ですが今のお気持ちを聞かせてください
森川部長(以下、部長) 今年から土木交通部が県土整備部・交通まちづくり部と組織再編され、ますます実行力が求められていると感じています。県民の命と暮らしを守り、豊かな未来を創ることを目標に全力で職務に邁進する所存です。
―ありがとうございます。今年度の入札制度改革についてはいかがですか
部長 低入札価格調査基準の見直しや総合評価方式の拡大等に取り組み、県内の企業様に活躍して貰える環境・体制の構築を図っていきます。
―今年度の大型所管事業を教えてください
部長 道路関係では雨降野今在家八日市線橋梁下部工を、近江八幡大津線では道路改良工事等を発注・推進します。
―安全・安心を支える地域づくりはどうお考えですか
部長 先ほど申しました通り、県民の命と暮らしを守ることを念頭に必要な施策の展開を図っていきます。6月11日には土砂災害防止「全国の集い」が40年ぶりに滋賀県で開催されます。滋賀県は近代砂防発祥の地でありますことから、技術が生まれた歴史的背景を伝えつつ、持続可能で効果的な対策を共に考え、防災意識の向上につなげたいと考えています。加えて、前年度に滋賀県防災アプリの利用を開始しました。県民の皆様の防災意識向上・有事の際のツールとして活用して貰えますよう周知していきたいと考えております。
―建設業活性化についてお願いします
部長 命と暮らしを守る・社会に豊かさをもたらすのもインフラの支えがあってのもの。その守り手である業界の成長は必須です。そのためには、課題の一つであります人材不足の解消に向け、業界の最新技術や仕事の楽しさ等の魅力を発信し、若い方や女性の入職が活性化するような環境づくりを形成したいと考えています。
―ありがとうございました
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森川博邦氏は、平成6年に東京工業大学工学部機械工学部を卒業後、同年4月に建設省(現・国土交通省)入省。平成25年7月に国土交通省中部地方整備局静岡国道事務所所長、平成27年4月に一般社団法人・日本建設機械施工協会本部技師長、平成28年4月に国土交通省国土技術政策総合研究所社会資本マネジメント研究センター社会資本施工高度化研究室長、令和2年4月に国立研究開発法人土木研究所技術推進本部上席研究員(先端技術担当)、令和4年7月に国土交通省総合政策局公共事業企画調整課施工安全企画室長、令和5年4月に国土交通省大臣官房技術調査課参事官(イノベーション担当)グループ施工企画室長、令和7年4月に滋賀県理事(公共事業調整担当)を経て、本年4月に県土整備部長に就任した。
提供:滋賀産業新聞