神奈川県県土整備局が2025年度に一般競争入札を行った工事の不調・不落率は、24年度比0・1ポイント減の3・9%だった(建通新聞社調べ)。最も高かったのは建築工事の22%で、公園のトイレ改修工事が9件中6件と工事規模が小さい案件の不調が目立った。この他、主な工種では電気が12・5%、空調衛生が7・4%、土木が3・5%だった。
県土整備局が25年度に一般競争入札を行った工事1090件のうち、不調・不落は43件あった。最も不調率が高かった建築は41件中9件で22%。24年度と比較し6件増加、不調率は15・6ポイント上昇した。公園のトイレ改修工事が6件、この他入札参加申込み資格が「建築C」の工事が1件と比較的小規模な工事が大半を占めた。不調が2回続いた工事もあったことから、件数がかさんだ。
一方、DB(設計・施工一括方式)を採用した横浜農業合同庁舎の建て替え、県営千丸台団地の建て替えなどJVを対象とする大規模な工事で不調が発生する事例もあった。
土木は424件中15件で3・5%。24年度と比較して1件減少、不調率は0・1ポイント下がった。このうち「土木C」または「土木D」を参加資格とする工事が11件で、建築工事と同様に規模が小さい工事の不調が多かった。
電気は80件中10件で12・5%。24年度と比べて5件増加、不調率は6・1ポイント上昇した。工事規模はJVを対象とする工事からC、Dランクまで幅広く分布していた。県営千丸台団地や高相合同庁舎の建て替え、市ケ尾高校体育館の改修工事など規模が大きい工事も目立った。
空調・衛生は27件中2件で7・4%。県営千丸台団地と伊勢原峰岸団地の建て替えに関連する給排水設備工事だった。
この他の工種の不調率は、造園が224件中4件で1・8%、通信が72件中1件で1・4%、機械器具設置が13件中2件で15・4%だった。塗装、解体、舗装、下水道、橋梁上部工、交通安全施設の不調はなかった。
提供:建通新聞社