京都府は、府内の14事業体における水道管路の漏水状況の把握に人工知能(AI)を活用し、効率化を図る。
建設交通部水道政策課は、一般競争の衛星画像活用広域漏水調査業務について入札を実施。NTTビジネスソリューションズ京都ビジネス営業部(京都市中京区)が3109万7000円で落札、5月25日に契約した。
同業務は、府内14事業体における水道管路の漏水状況を効率的に把握することで、事業体が早期に漏水箇所を特定、修繕することにより、有収率の向上や漏水に起因する事故の未然防止等を図るのが目的。
衛星画像のAI解析により水道管の漏水疑いがあるエリアを判定し、スクリーニングを行う。これにより、これまで全水道管を対象に実施していた漏水調査を「疑いエリア」に絞り込んで実施することが可能となり、漏水管の早期特定・早期修繕を促進し、水道施設の適切な保全と有収率の改善を図る。
業務内容は、人工衛星に搭載されたLバンドのSAR(合成開口レーダ)によって撮影された衛星画像データ、当該データの電磁ノイズ成分を除去し、アルゴリズム分析に基づいて、漏水の疑いのある区域を特定する。
主な工程によると、@管路データの取得と整理(調査対象とする区域の管路データを発注者から借用し、整理する)A衛星画像データを取得B電磁ノイズ成分の除去Cアルゴリズム分析に基づく漏水検出(水道管からの漏水疑いのある区域を検出し、データ化する)D地理データの作成(ア・上記Cのデータを撮影されたエリアに関連する地理データと重ねる、イ・漏水の疑いのある区域を特定の色に色付けする、ウ・イの当該区域は地理データと重ねた同項@で貸与した管路データ上に限定したエリアとして表示する、エ・当該限定したエリアを漏水リスクエリアとする、オ・漏水リスクエリア内に複数の漏水リスクエリアがある場合は、それぞれに特定の番号を付与する、カ・ウの表示区域をオンラインの特定のウェブサイトのプラットフォームを通じて閲覧可能とする)等。