川崎市環境局は、堤根処理センターを設計・施工一括方式で建て替えるため、事業者を2027年度中に選定する。契約は同年度末を予定。30年度に着工する計画で、新施設の稼働開始は35年度の見込み。
5月27日の市議会環境委員会で、施設建設課の志田羊平課長らが整備の進捗状況などを説明した。
堤根処理センターは市内に4カ所あるごみ焼却場の一つ。既存の焼却施設や空きびん選別施設がある堤根敷地(川崎区堤根52)と、道路を挟んだ柳町敷地(幸区柳町74ノ3)に分かれている。1979年3月に竣工。建設から50年近くたって老朽化しているため、全ての既存施設を解体して建て替える計画だ。
堤根敷地のうち、既存の焼却施設の規模は鉄骨鉄筋コンクリート造一部鉄骨造5階建て延べ約1万7000平方b、空きびん選別施設は鉄筋コンクリート造2階建て延べ510平方b。
5月7日に解体撤去工事を公告しており、7月2日に落札者を決める。地下部分は建て替えと合わせて撤去する。
解体後の堤根敷地には、鉄筋コンクリート造または鉄骨鉄筋コンクリート造地下1階地上6階建て延べ約2万7100平方bの焼却施設と計量棟、高さ100bの煙突・洗車場などを建設。廃棄物減量施策で処理能力を540dから500dに縮小したため、CO2分離回収設備も設置する。浸水対策として施設の地盤高を最大1b引き上げるとともに、周辺の住宅地との間に緩衝帯として緑地も整備する。
柳町敷地は、鉄骨造平屋301平方bの空き缶・ペットボトル選別施設や倉庫などの既存施設の解体を3月に終えた。
跡地には鉄骨造2階建て延べ約1380平方bの車庫・倉庫を整備し、周辺を緑化する。
この他、3月に実施した土壌調査で両敷地の一部から基準値以上の特定有害物質やダイオキシン類が検出されたため、29〜31年度に汚染土壌を除去する。着工までの間は、雨水の地下浸透を防ぐ対策や地下水のモニタリングを行う。
提供:建通新聞社