桑名市は、建設工事で市内業者が優先的に参加できる入札枠「地元企業育成枠」を設けた事後審査型条件付き一般競争入札を導入する。9月以降に公告する価格競争入札のうち、予定価格250万円〜5000万円未満の土木一式工事の一部で試行的に設定していく。
これまで、市内業者の受注機会確保と下請け企業の活用を目指して、総合評価落札方式の評価項目に地元企業施工率を設定していた。しかし、契約締結までの期間の長さや手続きの煩雑さによって十分な発注件数が確保できていなかった。そのため、短期間での契約が可能な手法として導入を決めた。
同枠を採用した入札では、従来総合評価方式に用いていた一部の評価項目を活用した評価点を設けており、入札参加資格要件で公告ごとに設定した基準点を示す。落札候補者は、基準点を超えた評価点を証明するための確認書類を案件ごとに提出する。同年度に同枠の工事を受注できるのは3件まで。
評価点は、最大で70点を配点。企業要件では、工事成績、地域・社会貢献、災害協定締結の有無、建設機械の保有状況、地元業施工率が対象となる。技術的要件では配置予定技術者の年齢を見る。
今回の試行を進めながら、応札者からの反応を確認して、土木工事以外への拡充、制度改定を行う時期などを検討する。現時点では、「総合評価落札方式に同枠を導入する予定はない」とした。
提供:建通新聞社