大阪市は6月3日、「夢洲第2期区域開発事業者募集に関する会議」を開き、6月下旬〜7月上旬に同区域の開発事業者募集を開始することを明らかにした。選定方式は、二段階審査方式(公募型プロポーザル)とする。
一次審査では、レガシーの継承やマスタープランとの整合性といった事業提案内容を審査し、二次審査では、売却区域の価格競争を実施する。予定価格は1000億円程度の見込みだ。
事業予定者は2027年2月ごろに決定し、契約は31年2月末に締結する。事業者には28年2月末に予定している日本国際博覧会協会からの土地返還から契約締結までの3年間に、地盤調査と解析(想定期間約1・5年)、基本設計(同約1年)、コスト把握(同約0・5年)を行う猶予期間が設けられる。
提案では、まちづくりと一体となった緑地などの整備に向け、「静けさの森」の樹木の利活用や、第2期区域間をつなぐ立体横断施設(ペデストリアンデッキ)の整備などを求める。また、第3期区域(約40f)やグリーンテラスゾーン内の万博西ゲート周辺エリア(約15f)を含めた提案も可能とする。
売却区域の土地面積は約42fで、用途地域は商業地域(建ぺい率80%、容積率400%)。所在地は大阪市此花区夢洲中1ノ20他。
「夢洲第2期区域マスタープランVer.3・0(案)」では、“万博の理念を継承し、国際観光拠点形成を通じて「未来社会」を実現するまちづくり”をコンセプトとして掲げている。土地利用計画として、2期区域内を@ゲートウェイゾーンAグローバルエンターテイメント・レクリエイションゾーンBIR連携ゾーンC大阪ヘルスケアパビリオン跡地活用ゾーンD記念公園ゾーン―の五つに分けて整備する。
大阪市の横山英幸市長は「万博で生じた勢いをIRに引き継いでいく。物価高騰が続く厳しい状態だが、プロジェクトの成功を目指して着実に取り組んでいきたい」と思いを込めた。
※写真は建通新聞電子版に掲載中
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