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建通新聞社四国
2026/06/05

【愛媛】国道317号整備促進期成同盟会が発足

 松山市と今治市、両市の議会、商工会、道路利用者団体などが連携し、国道317号の道路改良などを推進する「国道317号(松山・今治間)整備促進期成同盟会」が発足した。5月29日に今治市で設立総会が開かれ、規約や役員、事業計画・予算などが決定された。会長には徳永繁樹今治市長、副会長には野志克仁松山市長が就任し、情報収集や調査研究の他、国や県などへの要望活動を展開する。
 国道317号は松山市から広島県尾道市に至る約173`の幹線道路で、愛媛県管理分(約79`)の2車線改良率は86・8%。瀬戸内しまなみ海道と連携した観光アクセスや、南海トラフ地震などの大規模災害時における国道196号・今治小松自動車道の代替路としての重要な役割を担っているものの、見通しの悪いカーブの連続による交通事故の発生など、車両走行が危険な状態にあり、バスやトラックなどの輸送に支障が出ているため、早期の線形改良やバイパス整備が切望されていた。現在、松山市側1カ所、今治市側3カ所の計4カ所で事業が実施されている。
 今治市側は事業中の3カ所が完了すれば道路構造上の要改良対策がすべて完了する見込み。一方、松山市側は石手川ダム周辺を中心とした松山市宿野町〜藤野町の間(約6`区間)が要望区間となっている。同盟会は、この松山市側の早期改良工事着手と今治市側の整備進捗、さらに必要な予算確保や愛媛県への予算重点配分を要望事項に盛り込み、関係機関へ働き掛ける。
 設立総会で徳永会長は「今治と松山を40分以内で往来できれば、両市の魅力的なまちづくりが促進される。愛媛県や四国全体に波及効果をもたらすと確信している」と期待を込めた。野志副会長は、過去の道後温泉別館飛鳥乃湯泉の建設や花園町通りの空間再編事例を挙げ、「道路が変わることでさまざまな面に大きな影響がある。国道317号の整備により松山市駅前などの再開発にも好影響が期待される。一緒になって取り組みたい」と今治市との連携を誓った。
 総会には国土交通省四国地方整備局や愛媛県、国会・県議会の関係者も出席し、今後の協力と支援を約束した。

提供:建通新聞社